高音の質：30

中音の質：30

低音の質：30

細やかさ：30

迫力：30

音場：30

遮音性：30

音漏耐性：0

外で音楽を流し聞きするなら、バッテリの持ちもよいし、概ね満足できます。

音質を語るようなものではありませんので、代わりにデザインをもうちょっと頑張って欲しかったと思います。

1万円以上するのに、中華の安物感を感じます。

高音の質：45

中音の質：50

低音の質：25

細やかさ：40

迫力：45

音場：30

遮音性：40

音漏耐性：50

長所

・バッテリーの持ちがとにかく良い。怪物的と言って差し支えない。音楽流して8時間とは眉唾物だと思っていたが、まさかのカタログスペック通り。バッテリーの扱いに慣れたAnkerならではといったところか。

・ペアリング精度は良好。人混みの中でも途切れることは稀。

・中高音の表現は繊細でボーカルが映える。艶とかウェット感と呼ばれるようなものは流石に感じられないが、A1万のワイヤレスとしてはかなり頑張っている。

良し悪しな点

・装着感は良い方だが、フィッティングがなかなか難しい。ヨコ向きにしてひねるように耳孔にねじこむとうまくいくイメージ。本体が軽いため、耳から浮いている違和感マシマシのフィッティングでもギリギリ滑り落ちずに使用できてしまうのが逆に仇となっている。自分も2日くらい「すげえ装着感悪いけど落ちないからいいか」と使ってしまっていた。

・低音がとにかくドカドカ来る。アタックが強すぎて厚みがまったくない。メタルなんか聴くと1曲ごとに耳を休めないと体調に障るレベル（誇張なし）。『ノれる』という意味では高得点だが、聴き疲れしやすいのはポータブルオーディオ的に減点対象。

短所

・ケースの底が浅すぎてイヤーピースを他社製品に交換すると本体がケースから浮いてしまう。ご多分に漏れずマグネットに接続することで電源OFF・充電開始を自動でやってくれるタイプなため、使わない時はイヤーピースを外さないといけない。面倒。

総評

小型の完全ワイヤレスイヤホンでありながら下手なDAPより長時間稼働できるパワーは特筆に値する。一方、音に関しては（特に低音において）「ワイヤレスっぽさ」と揶揄されるような厚みのない音作りのズバリそのもので、静かな環境でじっくり音楽に耽る、というような使い方が適するイヤホンではないだろう。

とはいえ、使用シーンを誤らなければ非常に良い逸品だというのは確か。通勤通学用、スポーツ用等をお探しの方に自信を持ってオススメしたい。