元々音質面で有線に勝てないと言う理由により、TWSには興味がありませんでしたが、用途によってはあると便利な事と、増税前の勢いも手伝い検討を始めました。
条件としては、
価格は1万円前後で、将来的な事も考え「TWS Plus」に対応し通話が可能
途切れにくく装着していてズレにくい
音質や電池持ち等の機能性、総合的なバランスとコストパフォーマンスの良さ
でした。
検討段階ではAVIOTのTE-D01d、ZERO AUDIOのTWZ-1000、NUARLのNT01AXを候補としていて、馴染みの店員さんに相談したところ本機を紹介され、購入に至りました。（決め手は後述）
まずは音質についてです。
帯域バランスは低域～中低域が多めで、中域～高域に関してはあまり強調感がなく自然なバランスとなっています。
低域に関しては思いの外深く、キックの存在感がありベースラインがよく聴こえます。
輪郭や制動も悪くなく、量感的には好みより多めではあるものの、質感は好みに近かったです。
中域～高域に関しても意外と繊細な鳴らし方をしていて、ハイハット等の高域の繊細さを必要とする部分も粒立ちを感じられます。
ボーカルの距離感は私には丁度いいと感じる範疇ではありますが、遠く感じる方もいらっしゃると思います。
解像度や分解能に関しては、「無線だし、価格帯的にも…」と「聴かず嫌い」をしていた私が思っていたよりも高いです。
屋外使用に関して言えば、解像度は必要十分で帯域バランス的にも聴きやすいのではないでしょうか。
音場は下の方で深く鳴っている低域に包まれている感覚があり、上下よりも左右の広さを感じる傾向です。
次は音質以外についてです。
電池持ちはケース込で最大67時間で、IPX7の防水性能で雨天時や発汗に対しても安心して使用出来ます。
また、充電ケースはUSB-TypeCを採用しており地味に嬉しいポイントです。
途切れにくさも素晴らしく、Xperia XZ3とaptXで接続しているとほぼ途切れません。
また、購入1年以内であれば、片側紛失時にも新品と有償にて交換した貰える事や、同社のTWSであれば有償でどの機種にもアップグレードが出来たり、サポート面も安心出来ます。
総評としては、スポーツモデルとされているものの、通勤・通学等の普段使いでも使用しやすく、機能や音質の両面で万能な製品だと言えると思います。
店員さんに相談する前段階では、TE-D01dとNT01AXに絞り込んでいました。
本機購入の決め手となったのは、上記の条件に合致した総合的なバランスの良さです。
電池持ちやUSB-TypeC、IPX7と言った実用面が素晴らしく、最終候補の2機種と比較しても音質的にも本機が優秀だと感じたため、購入に至りました。
低域の量感だけで言えばTE-D01dの方が好みでしたが、低域の質感や高域の繊細さは本機の方が好みで、NT01AXだと少し濃いかなと感じていました。
荷物を少なくしたい時や、家で掃除をする時や軽く身体を動かす時等に重宝しています。
どうしても有線接続には勝てない面はありますが、TWSの購入を検討中の方には「スポーツモデルでしょ」と言わずに試聴してみて頂きたいと思います。
是非お試し下さい！
