発売してすぐに購入したので試聴品もなく『Rosenkranz HP-Rainbow MMCX to 3.5mm single cable』と『Rosenkranz HP-RbBg MMCX to 3.5mm single cable』を試聴してこの方向性なら
大失敗はしないなと購入に至りました。
SE846とSHA900間で使用しています。
リケーブルする理由は様々だと思います。音場を広くしたい、解像度を上げたい、低音を出したい。高音を抑えたい等々。
今まではリケーブルして音の違いを感じてもそれに5万や10万は正直払えないなと思っていました。そんな中でカルトじみたレビューのHP-RbBgは以前から気になっており、新製品が出るとの事で取り敢えず、ローゼンクランツ製品の試聴をしてみようと思い試聴したら最後、そのまま購入していました。
色々細かく評価したい所ですが聴いて最初の感想は
「何だコレ、生演奏か?」でした。
生演奏を前に解像度が高いとか高音域が出てるとかそんな事はどうでもいいのです。
ただ音楽を聴いているのが楽しい。ハイレゾやDSD音源が良いのはもちろん何故かmp3音源まで良くなってます。音場は広く解像度は高いですがモニターライクな感じは全く無くとても自然です。
音の評価なら5点どころか6点あげたいくらいです。
とは言えこのケーブルも完璧ではありません。
手作り感満載だったHP-RbBgから端子周りは変更されて製品としてのまとまりは
良くなったものの、他社のハイエンドケーブルに比べると圧倒的に見劣りするデザイン
とても12万円近いケーブルに見えません(笑
Y字の部分や端子接続部は熱収縮チューブ丸出しですし銀線や銅線を見せる製品が多い中、赤、緑、黒の3色のとても男らしい割り切った配色の線です。
線材は固く、曲げ癖も定着してしてしまいます。シュア掛けも耳から浮いてしまいひと工夫しないと厳しいです。自分はケーブルタイで顎下を止めて無理やりしてますが
移動時や満員電車内での使用はオススメできません。タッチノイズも有るので椅子に座ってゆっくり音楽を楽しましょう。
ケーブル途中にあるRosenkranzのロゴプレートはカッコイイけどそこだけ硬いので断線のストレスポイントになりそうな気もします。
とデメリットを上げて-1点にしても5点満点です。
この手のオーディオ製品はケースにも凝っていたりしますが
本製品はとても簡素なケースに入っていて製品に全部詰め込んだと言わんばかりなのは好感が持てます。
ケーブルの配色も音を聞けば納得もできますしむしろレトロでカッコイイ気がしてきます。
10万円超えのケーブルは厳しいなという方も音に対してHP-Rainbowはとてもコストパフォーマンスは高いと思いますので是非聴いて欲しい所です。
そんな感じでレビューを書いてると不思議とカルトじみてしまう不思議な魅力の有るケーブルです。