高音の質：50

中音の質：45

低音の質：45

細やかさ：50

迫力：45

音場：50

遮音性：50

音漏耐性：50

Dreamよりもかなり音の出る位置が遠く感じられ、音色は緩めになってウォーム化しています。横〜後ろ方向の広がりはDreamに勝っていますが、一方で全体の一体感と低域の締まり沈みはDreamに分があるといった感じです。

帯域バランスはどこかの音域に偏っているという事はないものの、相対的に高域が目立ちます。純正のosloケーブルでは低音はさほど沈まず、厚みもそれほど無いように思いました。

ベストなイヤピで聴けば、DitaのDreamclass 3機種特有の中〜高域の独特な響きが味わえますが、Dreamの方が響きの独自性では勝っていると感じてしまいました。解像度自体は20万クラスイヤホンの中でもハイレベルな方でしょう。

全体として同価格帯のイヤホンと比較しても優れた部分が多くあり、好みに合う人にとっては良い選択肢だと思います。

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：45

細やかさ：50

迫力：45

音場：50

ケーブルの取り回し良きです。

装着感も問題ありません。

見た目はめちゃくちゃカッコイイです。

バランスのとれたナチュラルなサウンドで

特にジャズなどの生演奏は化けます。

ですが、ポップス等は音はいいのですが

ナチュラル過ぎて楽しい音では無いのでAndromedaを使用しています。

音場が凄まじく広いです。

驚くべきは、音場が広大ながらもクリアで高解像度を保ってくれるところですね。

それでいて、ボワつきが全くないです。

定位も素晴らしく、近くで聴こえるべき音は近くで聴こえ、

遠くで聴こえるべき音は遠くから聴こえます。

1つ残念なのが分離です。

分離感も決して、悪くはないのですが

稀に潰されてしまう音があり、ここはAndromedaに軍杯が上がります。

十分に価値のあるイヤホンだと思います。

1度、試聴してみては如何でしょうか。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：50

迫力：40

音場：50

遮音性：45

音漏耐性：45

高中低偏らない音のバランスです。

解像度が高く音場も広めなので音が重なって潰れることはありません。

音の線は細めで繊細ですが、硬くなりすぎず絶妙に角が取れて聴きやすい音になっていると感じます。

高音はシャープさがある一方で耳を攻撃するような刺激はありません。

低音はしっかり引き締まっており量感は多くありません。

ボーカルは適度な厚みを感じ心地良く聴けます。

個人的に大きな魅力だと感じたのは遮音性の高さです。

高音が強みのハイエンドダイナミック型イヤホンは遮音性をある程度捨てて音を作っている印象があるのですが、このイヤホンはベントのあるダイナミック型という括りの中ではかなりの遮音性かと思います。

比較的小さな音量でも音楽に浸ることができます。

屋外でも実力を発揮しやすいです。

音圧や刺激で勝負するタイプではなく繊細さが魅力のイヤホンなのでこの遮音性は嬉しいです。

一方で欠点となりうるのは装着感です。

ハウジングの形状が耳の形状に合わせるつもりがないように思います。

ステムも短めで耳の奥まで入るような形状ではないため、イヤーピースによっては装着が浅く感じ、もっと押し込みたい衝動に駆られます。

イヤーピースでハウジングを保持するため、イヤーピースによっては歩行時の振動でズレによるタッチノイズ的な音が生じることもあります。

自分の耳に合うイヤーピースが見つかれば上記の問題も気にならなくなり良好です。

普段は使わないタイプも含め音よりも装着感優先でいろいろ試してやる必要があると思いました。

付属品についてはやはりケーブルは魅力です。

細めで柔らかくて取り回しも優れているのでリケーブルのことを考えなくて済みます。

ただ、元値が高いだろうから断線はさせたくないなという思いがちょっと頭をよぎります。

ケースは２種付いてますがやっぱり付属品は実用性が微妙な感じです。

ハードケースの方は紐付きのポーチみたい(首から下げるの？)になってます...。

高音の質：45

中音の質：50

低音の質：45

細やかさ：50

迫力：40

音場：50

遮音性：40

音漏耐性：45

シャープで研ぎ澄まされた感のあった前作に比べると、マイルドかつ万能になった気がします。

解像度は変わらず高いのですが、ミクロの切先まで映し出すような音ではなく、全体をニュアンスで伝えてくれるような音色です。

また低音はタイトかつ塊感がありましたが、今作はそうした存在感は控えめ。あくまで下支えをする黒子になった気がします。

前作がひとつひとつの音に迫る作りだったのに対し、XLSは大きな空間に流れる音楽全体にフォーカスしたようだと感じました。

好みが別れるところですが、個人的には別物。良くも悪くも前作の影を追っていないですね。

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：45

細やかさ：45

迫力：45

音場：50

遮音性：45

音漏耐性：40

“とにかく広大な音場を実現した”ということから、 “音場が広いだけのイヤホン”というイメージが先行しがちだと思います。

実際に試聴してみると確かに音場は広く、空間表現のレベルの高さには驚きました。加えて、近く聞こえるべき音は近く、遠く聞こえるべき音は遠く聞こえたのは今でも鮮明に覚えています。そしてこのようなイヤホンにありがちな解像度の不足も感じませんでした。特に低域の輪郭部分に着目してみるとわかりやすいかもしれません。この価格帯のイヤホンを求めるオーディオファイルは騙せないのをDITAはよくわかっているのでしょう。

同様にAwesomeプラグや付属品もまたDITAが実際に手に取る側のことを考えているからこそのこだわりだと思いました。