高音の質:50
中音の質:50
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:40
音場:40
遮音性:50
音漏耐性:50
もはや伝説的と言っても過言ではないBA型イヤホンのパイオニアであるER4Sの亡霊がつきまとっているとしか言えません。
何かにつけて、ER4Sと比較されてしまい発売当初の勢いは全く無くなってしまいました。
それでも価格を下げる事無く頑張っているのは素晴らしい姿勢だと思います。
公表インピーダンスが45Ωという中途半端な値になりまずそこが叩かれます。
再生周波数帯域もER4Sと同じでハイレゾ音源全盛の現在ではここも厳しいでしょう。
しかし実際に実機で視聴しましたがシングルBA型イヤホンでは最高峰だと自信を持って言えますね。
ER4Sも所有しており手持ちのイヤホンも多いため個人的購入に至ってませんが、ER4Sが駄目になればおそらく購入すると思います。
この機種の最大の誤算はER4XRという低音強化型の兄弟機種を作ってしまった事だと思ってます。
おそらくメーカー側としてはユーザーの立場での配慮である事はわかるのですが、購入する側に混乱しかもたらしませんでした。
ER4SRが後続機種だと誰の目にも明らかですが、低音強化型のXRの存在が気になる。
対するXRはたしかにSRより低音が出ますが、極めてフラットであるSRの存在も気になる。
自身も色々とイヤホンを購入する前に、この新シリーズの購入検討しましましたがXRの存在がやはり邪魔で即決出来ないまま魅力的な他メーカーのイヤホンが出てしまい結局買いそびれてしまいました。
おそらくER4SRだけ発売していれば即決で購入したと思います。
メーカー側はマルチBA型も色々試作機を作ったそうですがシングルBAを凌駕するものを作りあげる事が出来ず新しいドライバーとインピーダンスの変更にとどまったそうです。
おそらくマルチBA型の最大のネックのクロスオーバー処理がうまく設計出来なかったのでしょう。
クロスオーバー処理の神であるWestoneのイヤホンの音にも満足いかなかったと推測します。
シングルBA型の利点である、自然でフラットな音がマルチドライバーで実現出来なかった、マルチドライバーの優位性をついに見いだすことが出気なかったと制作エンジニアが語っていました。
ここまで真面目な製品作りをしてるメーカーも珍しく、エンジニアの妥協なき姿勢が伺えます。
現時点をもってしても極めてフラットで高解像度の音は全てのイヤホンの中でもトップクラスであるどころか、これ以上のイヤホンは存在しません。
日本のイヤホン市場は世界的に見ても異常といえるくらい需要が高く、様々なメーカーが日本をターゲットにしたイヤホンを開発、発売しています。
そうした日本人特有の低音好きという国民性をやはり無視出来なかったのでしょう。
XRという余計な副産物を作ってしまいました。
これではER4Sの後続機種として満を期しての発表も台無しになってしまいました。
購入側はSRとXR、どちらを購入すれば良いのか永遠の迷路に迷い込んだ様になってしまったからです。
これは想定外の大失策でしょう。
ER4Sでも低域の弱さは散々指摘されてはいましたが、選択肢として無い以上迷う事無く購入出来ていたのです。
しかも実際は余りにも悪い装着感の為浅めに装着してしまう方が非常多く、深くしっかりと装着出来ていれば低音はしっかり出てました。
個人的にもER4Sで低域不足を感じた事はありませんでしたし。
ER4Sの後続機種とし…