高音の質:50
中音の質:50
低音の質:50
細やかさ:40
迫力:50
音場:50
遮音性:30
音漏耐性:40
このイヤホンを手にしてから数年経過しましたが、最近になってやっと自分の中での評価がまとまってきたのでレビューしたいと思います。
良いと感じている点
・十分な解像度でバランスのとれた音
・長時間聞いていても疲れにくい
・アンバランス、バランス接続の両方に対応(個人的にはアンバランス接続の方が好み)
・R側の赤色がちょうど良い見た目のアクセントになっている
・取り回しが良い
・ケーブルも本体もサラサラで触り心地良い
・独特なハウジング形状
残念だと感じている点
・ケーブル、コネクタ部のデザインは先代のIE800の方が良かった。
・本体の見た目の高級感も先代IE800の方が良かった。
・純正以外のイヤーチップの選択肢(付けることができても、外れやすいものがほとんど)
・遮音性(専用のコンプライである程度改善できるが、正直微妙。)
・装着感(そのまま素直に装着するとタッチノイズが気になるし、耳から外れやすい。自分はいつも左右を逆にしてShure掛けで装着。左右を逆にしているのはイヤーピースの角度を通常の装着時と同じにするため)
シンプルな見た目で良い音を、というところを突き詰めたようなイヤホンだと思ってます。
十分に良い音で、疲れにくいというところが気に入っています。
カスタマイズ製(イヤーピース、ケーブル)はSENNHEISERなのでしょうがないと思いますが、見た目に関しては正直もうちょっと所有感を満たしてくれるようなデザインにして欲しかったですね。(ブランドのロゴマークをもうちょっと強調するとか)
リケーブルの選択肢は限られていますが、逆にMMCX端子の破損というリスクも無いので安心して長く使えるのは意外と良い点だと思っています。
高額なイヤホンですが音以外の部分でちょっと・・・というところがあるイヤホンですので、総合的な満足感を求めるなら正直他のイヤホン(SE846など)の方が良いと思います。
見た目などに拘らず、シンプルで良いものを探し求めている方には一度視聴していただきたいですね。