高音の質:45
中音の質:40
低音の質:50
細やかさ:40
迫力:50
音場:35
遮音性:45
音漏耐性:45
低音に特化してはいても、中高音域が潰れることなく綺麗に聞こえる、そんなイヤホンを求めていた。
当時、ThieaudioのHype4かDUNUのDaVinciかで悩んでいたところ、このPunchが日本で発売されるという情報が入ってきた。
しかし先の二機体とは価格帯が2〜3万違い予算的に厳しいため、取り敢えず試聴だけしてみるかな〜とか思いながらe☆イヤホンにて聴いてみたら一目惚れしてしまった。
Hype4よりも深くパワフルな低音、しかも耳の中がズンズン揺れるような低音の中で中高音域が一切曇ることなく綺麗に聴こえる。言葉は悪いが本当にブッたまげた。
私が、これが自分のイヤホンの一つの終着点だろうと当時勝手に想像していた軽く10万は超えるThieaudioのOrigin(もちろん買えるわけがない)に多少劣るとは言え近いレベルのものが約半分程の価格で、なんならPunchのほうが自分の好みに合っていたものだから、どうしようもなく欲しくなってしまった。
で、なんやかんやで結局買うことに決め今に至る。
ここからは4日間使用してみた感想になる。
前述の通り音に関して文句は全くない。エージングもしてみたがあまり音が変わった印象はなかった。そもそも箱出しの時点で完成されていたので、エージングに100時間もかける必要はないと思う。
装着感も非常に良く、付属のイヤーピースでも十分快適で、4時間以上着けてもあまり耳は痛くならなかった。
ただ2点気になったことがあり、1つは2pinのコネクタ部分が異常に硬かったこと。差し込むのもそうだが抜くときにかなりパワーがいる。ただでさえ慎重に扱うべきものなのに少しでも力の方向を間違えたら即オジャンなので、頻繁にリケーブルするような人は要注意。
2つ目は付属のケーブルについて。なぜかアンバランスの設定しかないので、バランスで聴きたい人は替えのケーブル必須。ケーブルによるかもしれないが、バランスにした途端低音の量と質感がさらに上がったので、リケーブルをお勧めする。が、先に書いたようにコネクタ部分の問題があるので気をつけたいところ。