【付属品】
3.5㎜ケーブルのみ付属されているので、4.4㎜で聴きたい場合はケーブルを自前で調達しなくてはなりません。
販売価格が6万円ちかくするのに4.4㎜が付属していないのは同価格帯のライバル機と比べて大きなマイナス点といえます。
【装着感】
2DD+4BAを積んでいるせいで筐体の幅が大きめなので装着すると気持ち耳から飛び出るような見た目になります。
qdcやカスタムIEMほどの吸い付くような装着感は有りませんがフィット感は良いです。
【音質】
箱だしから40時間超エージングしてからのレビューとなります。
音の傾向を一言で表すならウォーム寄りな究極のドンシャリサウンド
解像度高めで質感を伴った低音、それに支えられて浮かび上がる中域のボーカルライン。
高域は低域と比べてそこまで伸びませんが、サ行が刺さることもないので聴き疲れもせず聴いていて心地よいです。
音場はTHIEAUDIOを聞いたことある人ならわかるかとおもいますがHype4もTHIEAUDIOらしい鳴りかたをします。
小ホールの最前列で聴いているような臨場感と余韻。音の左右への広がりはそこまでないのですが音の前後感はしっかりあります。
モニター型ではなくリスニング型イヤホンなのでどんな曲でも楽しく聴けますが、
音は解像度が高くキレがあり余韻感もあるのでAdoやYoasobi,米津玄師など2000年代以降のJPOP系サウンドやライブ音源にはとてもよく合います。
【ライバル機のDUNU DaVinciと比べて】
搭載されているドライバの数(2DD+4BA)も同じであることからも分かるように、兄弟かなってくらい音の傾向が非常に似通っています。
中高域のほどよい余韻感やヌケ感はHype4が上回っていますが、別枠から聞こえてくるような唯一無二なボーカルラインやコストパフォーマンスを重視するならDaVinciも捨てがたい選択肢です。それに向こうは4.4㎜も標準装備してますしね……。
【リケーブルとリイヤピのすすめ】
このイヤホンは4.4㎜へリケーブルすることで更に力を発揮するイヤホンかと思います。
個人的なおすすめケーブルはNOBUNAGA Labs CERES-Omegaです。イヤホンのポテンシャルを2周りほど引き出してくれるのでどの楽曲を聴いていてノリノリになれます。
イヤーピースは耳へのフィット感を高めることで低域がさらに活きてくるのでディープマウントイヤーピースZONEをお勧めします。
それでは良きオーディオライフを