AAW Canaryに使用しています。

サウンドの傾向として、どこかの帯域を強調するのではなく、元々のイヤホンの特性を維持したままクオリティだけを向上させてくれるタイプのケーブルです。

今使っているイヤホンの音色自体は気に入っていて、あと一押しが欲しい…！という方にしっかりとマッチしてくれるのではないかと思います。

また、ある意味これが最大の長所だと感じているのですが、取り回しが非常に良いケーブルです。ハイエンドケーブルになると縄のような太さになったり、ハリガネのようにビヨンビヨンしたりと取り回しに難があるものが多いのですが、このRaphaelは常識的な太さで、編み込みも丁寧でしなやかです。ハイエンドケーブル特有のストレスに悩まされている方にも是非一度試してほしいケーブルだと思います。

店舗やイベントでの試聴レビューです。

Raphaelの良さは広めの音場に暖かみのある質感、ボーカルの艶にあると思います。

このケーブルには金メッキ銅と金銅合金が使われており、なかなか珍しい構成です。

個人的に金と銅はかなり難しい組み合わせだと感じていて、一歩間違えば籠りやモッタリ感を出してしまうイメージがありました。

ELETECHの人に聞いてみるとこの問題の解決にとても長い開発工数をかけたそうです。

では実際このRaphaelはどうでしょうか。

音の濃さや厚み、柔らかさを持ちながらも、籠りもモッタリ感もなく明瞭さがある非常に緻密なチューニングです。

このキャラクターの強さは他ではなかなか見られないのでいろんな人にぜひ聴いてみてほしいケーブルです。

特に全体のウォームさやボーカルの艶感を求めている人にオススメです。