高音の質：35

中音の質：35

低音の質：40

細やかさ：40

迫力：40

音場：40

遮音性：40

音漏耐性：40

筐体は小型で装着感は良いです。中低音が多く、個人的には高音の部分が少し物足りないです。 色んなジャンルの音楽に対応出来そうですが、この価格帯は激戦区なのでもう少し個性があれば良かったのですが全体的に普通っていう感想でした。

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：35

細やかさ：40

迫力：40

音場：40

遮音性：40

音漏耐性：45

試聴環境

DAP：Fiio M11 Pro(Pure musicモード)

ケーブル：同梱品 4.4ｍｍ5極

イヤピース：同梱品 バランス重視型シリコン製イヤーチップ

音響調整用フィルター：グリーンフィルター

FiioのFHシリーズ(FH3を除く)はレビューがかなり少ないので、少しでもご参考になればと思いレビューします。

3月に購入したので、約3カ月ほど経ちますが使用時間は30時間ほどだと思います。

いい意味でハイブリットらしいイヤホンです。

構成がBAを高域に2基、中域に1基、ダイナミックドライバーを低域に1基のFH5に似た構成(3BA1DDは同じ)。

サウンドバランスも低域の上の部分に量感があり、高域の上がロールオフしていくFH5に近い印象です。

高域は上の方がロールオフしますが、刺さりもなくなめらかです。

中域は少し凹んでいますが、なめらかで明瞭です。

低域は上の方に量感があり、硬質な弾力でありながら少し響きがあり少し軽い感じです。

音場は広くなく、定位はよく、見通しがいいですが、少しヌケが悪いような気もします。いい意味でギュっと詰まっている感じですね。

音響調整用フィルターですが、説明通りにバランスが変わるのですが、グリーン以外は高域、中域の上の方が曇っていくのです。

グリーンフィルターでも少しドンシャリになる程度のバランスなので、このフィルターがデフォルトなのでしょう。

開封時にはグリーンフィルターが装着されていました。FH15が気になっている方は試聴されることを推奨します。

全体にFH5を全方位でブラッシュアップしている感じですが、優等生でもなくモブになりすぎた感じがありますね。

リスニングに適していてどんなジャンルでもそつなくこなせるので、重宝はされるけど好んで聴くかと言われれば難しいです。

この価格帯だともっと個性が出ている方が選ばれそうですね。

FH5の後継機種だが、魅力までは後継していないという感じです。

FiioのFHシリーズが好きでなのでFH5の後継機種という期待が大きかったのかもしれませんが、FH15はFH5を超えられなかったと思います。