高音の質:50
中音の質:50
低音の質:50
細やかさ:40
迫力:50
音場:40
遮音性:50
音漏耐性:50
使用環境は以下
DAP. M17
併用機 Legend X. & ODIN
本機の使用前に愛機としていたのが上記個性モリモリの2本で、もう1本はフラットな機種が欲しいと思いeイヤホンへ試聴に伺いました。
当初はfinalのA8000が目当てだったのですが、見つからずにウロウロしていると以前から興味のあったPHÖNIXを発見して試聴したら、あまりの音質にA8000が頭から吹っ飛んでしまい在庫入荷を確認した瞬間に購入してしまいました。
まず、他のレビューにもある通り、高中低の音域はそれぞれフラットで特化したものは感じません。
そして、やはり何かに特化したイヤホンの特化部分には及びません。
手持ちで言うと、Legend Xの深い低域、ODINの圧倒的な解像度、それに音場の広さでは両者に及びませんでした。
ただ、無個性かというとそうでもなく、本機は音の迫力と密度に特化したイヤホンだと感じました。
フラットであるが故、全音域の密度が非常に濃く、にも関わらず音の圧が非常に強いです。
その為、フラットなのに好みは大きく分かれるかもしれません。
前述の通り、深い低域と音場の広さではLegend Xに及びませんが、全域の音の密度と迫力でははるかに優り、解像度においてはODINに劣りますが、その分音がスカスカに感じがちなODINには無い濃厚な音を聞くことができます。
言い換えれば、上記の良い点に魅力を感じなければイマイチに感じてしまうかもしれません。
特に解像度に関しては、フラットな音質で高品質なのだから解像度は無条件に特化しているものだと勝手なイメージを抱いていたので、ここは当初のイメージとずれていた点だと思います。
そして、これは音質とは関係ありませんが、品質が非常に素晴らしい品でした。
価格を考えれば当たり前と言えば当たり前ですが、付属のケース、純正ケーブルの出来、ケーブルクリップ、フェイスプレートにシェルの高級感と隙がありません。
Vision earsの製品は本機が初めてでしたが、一気にファンになってしまった、そんな逸品でした。