高音の質:50
中音の質:30
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:50
音場:50
遮音性:30
音漏耐性:20
小学生の娘へのプレゼントに5000円程度のイヤホンを探し,イーイヤホン日本橋店に。そこで優しい店員さんと議論しながら,最後にたどり着いたのがこのイヤホンでした。
娘はもちろん大満足。YouTubeなど喜んで聴いていましたが,その様子を見て私も興味がわき,娘に頼み込んで借りて実験してみました。
買ってきたままの純正ケーブルでもしっかり音は出ていましたが,まあ普段使っているハイエンド級のイヤホンと比較すると歴然たる差。情報としてメーンの旋律はきれいに描けていますが,背景のドロドロした低音や抜けの良い高音などは,ほぼ描写し切れていません。音の解像度も私のイヤホンと比較をすれば,ややぼやけています。でも聴きやすい。
そこで思い切って,手持ちの4.4ミリバランス接続のリケーブル(Vermillion MKⅡ)に,イヤーピースをXelastecに交換して聴いてみると・・・
これは驚いた!!バッサリと切り捨てられていた低音のニュアンスはドロドロと力強く表現され,高音の抜けもグッとキレイになって大変身です。買ったままの印象が「曇天」なら,リケーブル+イヤーピースの交換では「少し雲がかった晴れ」くらいの印象の変化。音の解像度については,私のイヤホンより良いくらいです。
高価なイヤホンっていったい何の意味があるのか・・・,と悔しくて夜も寝られませんでした(冗談。もちろん,良い音はケーブルとイヤーピースで支えられているという当たり前の事実を確認したまでなのですが,それでもここまでとは・・。ちなみに,SSPの純正ケーブルでハイエンドのイヤホンを接続して聴いてみると,ささくれだった印象の音になり,とても聴き続けられたものではありませんでした。面白い実験でした。
イヤホンそのものの実力が高いからこそ,良質のケーブルが運ぶ豊富なDAPの情報量をしっかり受け止めて描写できるのでしょう。娘が飽きたら,自分のモノにしてしまおうかと今から虎視眈々と狙っています。ただ,毎晩のように楽しんでいる様子を見る限り,どうもムリそうですが。。。(苦笑
ちなみに数字の評価は,リケーブル+イヤピース交換を前提にしたものです。