高音の質:45
中音の質:40
低音の質:50
細やかさ:45
迫力:50
音場:50
タイトル通りです。
本機以前の開放型はDT1990→HE-560→ADX5000と乗り換えてきました。
外観は価格なりです。
FOCALらしく他社に無い個性的な造形で、トライポフォビアには嫌われそうなグリルですね。
見た目優先という訳でもなく極限まで筐体のエアフローを考えた結果のデザインだと思います。
黒赤のカラーリングは恐らく同社のSolo Beシリーズに合わせているのでしょう。
重量の割に装着感は良好ですが、イヤパッドやヘッドバンドは劣化しやすそうで心配になります。
音質は価格に対して優れています。
プロ用途でいうとホームスタジオで同額をスピーカーに掛けるくらいなら間違いなくコイツと優秀なI/Oで制作すべきです。
帯域的には低域が盛られているように感じるかもしれませんが、よく聴けばローエンドからローミッドまでが途轍もなく精緻なだけで実質フラットです。
この低域の再現性はHD650を限界までハイエンド化したような感覚があります。
ゼンハはHD800で全く別路線に行ってしまったので、こういう方向でハイエンド化して欲しかった人は少なくないでしょう。
定位・音場については相当よくて、ちょっとスピーカーライクなプレゼンテーションを感じます。
ゾネのS-Logicにも近いですが、あれより自然なので耳を慣らさなくても「ん?ニアフィールドモニターっぽいな」と錯覚できます。
HD800の何でも前方遠景ミニチュア風にしてしまうノリと比べて押しつけがましくありません。
色々な音源で聴きましたが、どちらかというと現代のスタジオミックス向けだと思います。
ローエンドの充実してきた最近の録音をキチンと再生することに重点を置いていて、古いモノ音源等は上手くありません。
再生機材に関しては音量だけなら何でも取れるんですが、ローの鳴り方がアンプ次第で変わりやすいようです。
ガッツリ鳴らしたいならヘッドルームに余裕のある上流を揃えたいですね。