高音の質：50
中音の質：50
低音の質：45
細やかさ：50
迫力：40
音場：35
遮音性：35
音漏耐性：35
Acoustuneのイヤホンに共通するメカメカしい複雑な形のハウジングに一目惚れし、丁度、HS1677SSのセールが行われていたため無試聴で購入しました。
結果、購入して大正解でした。
付属品はとても多くて、それだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。
質の良いイヤピが何種類も付属しており、多くの人の耳に合わせる事が出来ると思います。
イヤホンや付属品が全部入るケースはジェラルミンケースのようで、作りがしっかりして高級感が有り、これだけで所有欲が満たせます。
イヤホンのみを入れられるケースは他のイヤホンケースと比べて一回り大きく、メッシュの仕切りがあるので乾燥剤とイヤホンを一緒に収納できて便利です。
音質は少し硬めで、カラッとしています。
解像度と分離性が高く、一音一音が混ざることなくはっきり聴こえます。
各音域のバランスは少し中高音よりに感じます。音源によって中音が少し強めかも知れません。
音の広さは普通だと思います。バランス接続に変えると多少広くなりますが、音の密度が若干薄くなります。個人的にバランス接続の方が好みでした。
高音はどんな音源でも存在感を強く出してくれます。
硬めな音質のおかげか、シンバル等の金属音が他のイヤホンよりも金属質に聴こえ、高音フリークにはたまらないです。それでいて、高音の量が多い音源でもギリギリ刺さらず、長時間でも気持ち良く聴けます。
ただし、経口の広いイヤピだと高音がかなり強くなるので、人によって刺さると感じるようになるかも知れません。個人的に強い高音は好きなので、イヤピ選びは悩ましい所です。
中音はボーカルのハスキー成分？やギターの余韻を心地良く聴かせてくれます。
女性ボーカルは特に、息を吐ききった直後に出る少しかすれた声を艶っぽく聴かせてくれる所がとても良いです。
低音は引き締まっていて、指向性のある音を鳴らしてくれます。
中高音がやや目立つだけで、決して弱くはない低音が纏まって一直線に耳に届きます。
低音好きには少し物足りないかも知れませんが、耳にしっかりフィットするイヤピを付けていれば、充分な量の低音を感じられます。
特殊なデザインの為か、装着感は少し悪いですが、自分に合ったイヤピを見つけて、しっかり装着出来れば素晴らしい音を聴かれてくれます。
ハウジングの重量は見た目ほど重くなく、他の金属ハウジングのイヤホンよりもむしろ軽いため、長時間装着しても耳からズレる事は少ないです。
こんなにクールな音質のイヤホンはあまり無いと思います。見た目や装着感は人を選びそうですが、疾走感のあるボーカル曲と合うと思うので、是非、一度聴いてみて欲しいです！
