高音の質:40
中音の質:45
低音の質:45
細やかさ:40
迫力:40
音場:40
遮音性:50
音漏耐性:50
よく「人気だから買ったけど音がクソだった」とか「こもってて3000円の中華イヤホンよりも音が悪い」など批判的なレビューを見かけるのですが、そんな事はありません。
確かにSENNHEISERのIE100proなどの解像度の高いイヤホンを日頃使用していて慣れているとこもっても聞こえるかもしれません。
しかし、se215のいい所は厚みのある中低域です。
IE100proや他のイヤホンと比べて明らかに音に厚みがあります。柔らかくウォーム系とでも言うんでしょうか、それでいて高音が伸びないということもありません。しっとりと厚みたっぷりの艶めかしい歌声が耳元で囁かれます。
幾田りらさんのFIRST TAKE版なんて聴くと凄く感動します。
私はこの音が大好きでこれこそが長年愛され続けているShureサウンドだと思うんです。
私は逆に他のイヤホンを聞くと音が軽くて結局se215がいいなってなってしまいます。IE100proは私には高音がシャリシャリしていて刺さりがきつく音が軽く感じてしまいます。
もちろんIE100proも素晴らしいイヤホンです。これが好みというものなんでしょうね。
それとぜひ試して欲しいのはイヤーピースの交換です。これで本当に音が全然変わります!私に初めてイヤーピースを交換する意味を教えてくれた子がse215です。
正直私も付属のフォームイヤーピース(通称 弾丸)とシリコンイヤーピースはあまり好きではありません。
フォームタイプで聴くと確かにこもって聞こえ、シリコンイヤーは装着感があいません。
そこでぜひ試してほしいのはShure上位機種の付属品でもあるイエローコンフォートイヤーピースです。これがフォームタイプのように遮音性が最強でさらに音抜けもよくこもりを感じません。難点としては少々値が張るといったところでしょうか
もし付属品だけを使って「あー、なんだかse215音悪いな」と思っているのであれば是非ともイヤーピースを変えてみてください。また新たな発見があるかもしれません。
se215は一聴して「あ、いい音」と感じるような音ではなく、聴けば聴くほど良さがわかる『スルメ系イヤホン』だと思っています。
なので悪いレビューをあまり真に受けることなく、まずはじっくり聞いて自分のベストな組み合わせを見つけてあげてみてください。きっとその頃にはse215が好きになっていると思いますよ。