Shureのイヤホンは遮音性が高いということで聞き比べし、購入しました。
地下鉄でも小さい絶対音量で、安定して音楽を楽しむことができます。
開放型イヤホンに慣れていたので初めは違和感がありましたが、慣れると
余韻や定位を楽しめるようになってきました。
あと、スマートフォン(AQUOS)に接続して聞いていますが、音量
(出力)が足りないということはありません。家では20%前後、地下鉄では
40%前後の設定になります。
イヤーピースが4タイプ付属しています。
標準的だと感じるのはソフトフレックスタイプ(シリコン)。
標準的な音量で聞く限り、車の音や電車の発車ベルに気づかないことは
ありません。それでも、開放型イヤホンよりは騒音の中でも容易に音楽を
楽しむことができ、安全に気を付けるべきでしょう。音質はバランスよく、
やや味気ないものです。ミックスの良くない圧縮音源をかけた場合は少しだけ
こもって聞こえますが、不満足ということはありません。つまり、どんな
ミックスも同じ音に聞こえるイヤホンと比べて、その違いを楽しむことが
できます。
遮音性が高いのはソフトフォームタイプ。
外歩きで使うと車が近づいていたり、電車の発車ベルが鳴っていたりする
のにに気づかないことがあります。もちろん音楽を切っていればそういう
ことはないですが。取り外しと装着が面倒なので、屋外では使いづらい
印象です。騒音の中でも他の製品よりはボリウムを上げずに聞ける為、
耳にダメージを与えたくない場合は良い選択かもしれません(安全には
気を付けてください)。音質は低域に厚みがあり、ミックスの良くない
圧縮音源をかけた場合は高域がこもって聞こえ、若干の不満足を伴う場合
があるでしょう。それでも、低域の存在感や、圧倒的な遮音性に
支えられた余韻を楽しむため、このタイプを選択する人がいるのは
十分理解できます。
クリアな印象があるのはイエローフォームタイプ。
ソフトフレックスタイプよりも遮音性は高いような気がしますが、耳の形
等にもよるかもしれません。音質は、他のタイプより高域が一皮むける
印象があります。ミックスの良くない圧縮音源をかけた場合でも、よほど
酷いものでなければ不満足ということはありません。高域を強調した
ミックスの曲が続くと、やや単調で疲れる印象を持つかもしれません。
それでも、小さい音量で楽しむ場合は、メリハリが効いていて良い結果を
得られるかもしれません。印象は、やや開放型に近い感じがあります。
謎なのがトリプルフランジタイプ。
付けて聞いてみましたが、どういうときに使うのか、使いどころがわかり
ませんでした。トランシーバーや水中MP3プレーヤーのイヤホンで同型
タイプを見たことがあります。つけているうちに耳が痛くなってきました。
こもった感じがします。