iPhone 6からカメラアダプタ経由で使用しています。この各所で言及されているようにちょっと太めのペンと見紛うようなサイズでバスパワー駆動(後述します)と現状手に入るほぼ全てのハイレゾフォーマットに対応しているのは見事という他ないでしょう。
Lightning直挿しであれば更にスマートで理想的ですが(その為携帯性は☆4つ)、聞くところによるとMFi認証の取得に引っかかっているとか……ここは話半分に受け取って頂きたいところですが、事実だとすればその内LightningかもしくはUSB type Cのモデルがひょっとしたら出るのかも……と、勝手な妄想は膨らみます。
……前置きが長くなりましたが音質は文句の付けようがありません。直挿しと比べるとあきらかに音の全体的な明瞭感やアタック感が増し、このサイズでそこいらのポタアンと互角かそれ以上に張り合えるポテンシャルを持っています。
音の好みは人に寄りけりですが、個人的にはoppoのHA-2(SE)よりも攻めてくる音に感じられて好感触でした(アンプによる音への強い味付けを好まない方にはHA-2系統等全体に亘ってナチュラルに音質をブラッシュアップさせてくれるアンプをおすすめします)。
ただ……バスパワー駆動というのが本機の強みであると同時に最大の弱点でもあります。
と言うのも本機のポテンシャルを充分に発揮するには音楽再生アプリでのアップサンプリングが必須に近いからです。
ONKYO HF PlayerもしくはKORG iAudiogateでリアルタイムDSD変換すると音質は非の打ち所がないレベルなのですが、ただでさえバッテリーをガンガン喰うリアルタイムDSD変換に加えて本機にもiPhoneから電力を賄わないといけなくなるため恐ろしい勢いでiPhoneのバッテリーが減ってゆきます。
目安として10分強、3〜4曲を本機を使ってDSD変換してリスニングするとiPhoneのバッテリー残量がおよそ10%近く(!)減りました。
今時スマホ用のモバイルバッテリーを持ち歩かないユーザの方がむしろ珍しいかも知れませんが、音質とバッテリー消費量が完全にトレードオフになります(いざという時モバイルバッテリー代わりになるoppoとは真逆ですね……)。また特定の条件下(まだ確認できていません)でiPhone側から「このアクセサリは消費電力が大きいため使用できません」といった旨のダイアログが表示され強制的にiPhoneと本機との接続が切れることがありました。
まぁバッテリー残量が心許なくなってきたらさっさと直挿しに切り替えて充電すれば良いだけの話ではあるのですが、正直タイトルに書いたように使いどころをかなり選ぶ(外出先に持ち出す場合スマホ本体を限りなく100%近くまで充電できる準備を予め整えておくのは絶対の必須事項です)ポタアンだと思います。
バスパワー駆動である事、ならびに現状手に入るハイレゾフォーマットへの対応はほぼ網羅している事からバッテリー及び拡張性は敢えて無評価です。
取り敢えずApple純正アクセサリのLightning USB 3 アダプタを調達して充電しながら使えないか試してみたいと思います。
ハマる方にはハマる、ただ使い所が難しい。ちょっとクセモノ的なポタアンだと感じました。