大きめの筐体ながらカッチリと耳にフィットし、装着感はとても安定します。

物理ボタンの操作性もとても良好。

音質はシャキっとして乾いた感じの音色で、全体的に線が細い印象です。

低音はフラットよりやや弱めなので、ボーカル中心に聴きたくて低音はむしろ邪魔に感じるという人におすすめします。

「サー」というホワイトノイズが常に音楽に被るくらいの音量で聞こえるので、普段から小さな音量で聴いている人は要注意です。

まず何と言ってもこの製品、初めて見かけた時にデザインの良さに惚れました。

特にレッドカッパーの上品なカラーリングは、ほかに余り類を見ないカラーでデザイン自体の良さと相まって、大人のガジェット感があって素晴らしいと思います。

良いのは見た目だけではありません。

少し華がある味付けというかキラメキ感があるナチュラルメイク美人って感じの上品なサウンドです。

空間表現も素晴らしく、この価格でこの音質はかなり頑張ったのではないかと思います。

女性ヴォーカルが気持ちよく聴けますが、それ以外のジャンルもそつなくこなしてくれるので万能機だと思います。

ANC非搭載とは言えこの価格でこの音を体験ができるのは凄いですし秀逸な逸品だと思います。

バッテリーの持ちが良いのもポイントが高いです。

強いて言えば筐体が大きめで独特な形状なので、もしかしたら装着感的に合う合わないは別れそうな事と、ANC非搭載なので賑やかな場所で視聴に地集中できない可能性がある事くらいですね。

様々なWTSを使う中で、1個は持っていたいNUARLということで、当時数あるNUARLの中から選んだのがこのN6Pro。

ポイントは音場の適度な広さ、音の適度な抜け感、シンバル音の再現力など音のディテールを丁寧に作り上げた印象でした。

ディテールを強調する音作りはライブ音源を聴くのに最適。

ギターのピッキングやドラムの叩き具合が浮かんでくるような迫力を感じました。

装着感は大きい割に良好で、フィン付きのWTSの中で初めてそのままで使用しています。中華系WTSのフィン付きはほとんど自分の耳に合わず、外して使っていたからなおさら感動もんでした。

そういう何気ない作り込みに高い完成度を感じられるのはさすが日本製というかNUARLの真骨頂だと思います。

今は本機は1軍レギュラーではありませんがWTSローテーションで必ず戻ってくるので、絶対に売却ということはない逸機です。