
iFi Micro iPhono2
定価¥81,400
税込
2016/6/11
iFi Micro iPhono2
同じ設計哲学でゼロから見なおしたiPhono2
オリジナルのiPhonoは、発売以来US$1000以下の
フォノステージアンプのベンチマーク的存在になりました。

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- 製品情報
- フォノステージアンプの分野における「定義的」存在であるiPhonoをもとに、本質的に同じ設計哲学を守りながらもさらにそれを改良するために、iFiの設計チームは出発点に戻って、ゼロから開発した新しいiPhono2を生み出しました。設計、回路、部品、仕様、そして何よりもっとも重要なサウンド・パフォーマンスによって、目的は手段を正当化するということを証明したのです。
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- 36dBから72dBに及ぶ超広大なゲインに対応
- iPhono2は、どんな価格のどんなカートリッジにも最適な対応をすることができます。最大ゲインは驚異の72dBなので、低出力MCカートリッジの中でももっとも低出力なものにも対応することができます。伝説的なオルトフォン MC-5000でさえ、音質を劣化させるステップアップトランスが不要なのです。オリジナルのiPhonoは、すでに90dBというすばらしいダイナミックレンジを持っていました。それは超高価なフォノステージアンプがびくびくして振り返るような数値です。106dBというダイナミックレンジを持ったiPhono2は、最高のフォノステージアンプの中でも最高のものよりも15dB近くもダイナミックレンジが広いことで、一歩前に出ています。チャイコフスキーの「序曲 1812年」のような悪名高い音源でテストしても、ダイナミズムと帯域の広さは驚嘆するほど良好なので、どんなオーディオシステムもまったく新しい次元で楽しむことができます。
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- きわめて精密なEQ(イコライザー)カーブ
- 互新しく設計されたRIAAイコライゼーション回路は、20Hz~20kHzの帯域で+/-0.2dBという精密な動作を保証します。それはレファレンス級のパフォーマンスです。iPhono2はRIAAよりも古いイコライゼーションカーブで制作されたLPレコードにも完璧に対応します。オリジナルのiPhonoが備えていた、非常に人気の高かった6種類の異なるEQカーブをそのまま継承しているのです。正しいEQカーブを選択できないために、最適とは言えない音質に我慢しなければならないということが、決してないのです。
使用例1:RIAA EQを選択して、LPレコードのサウンドが輝かしすぎる、きつすぎる、痩せている、そしてスケール感や張りが不足していると感じた場合は、Decca EQを使うのがいいでしょう。
使用例2:LPレコードのサウンドが輝かしすぎると同時に低音が誇張されて濁っていると感じた場合は、Columbia EQを使うのがいいでしょう。
RIAA:1980年代以降に発売されたすべてレコード及び1950年代に発売された一部のレコード(RCAなど)に対応した標準的なEQカーブ。
Decca(1980年以前のレコード):Decca、London、Deutsche Grammophon(DG)、Archiv、EMI、Argo、NABなどのレーベルに対応したEQカーブ。
Columbia/CBS、Epic、EMI(オリジナルがColumbiaレーベルで発売されたレコードなど)(1980年以前のレコード)に対応したEQカーブ。
eRIAA:過度な位相変化と高域のロールオフを伴う現代のレコードに対応したEQカーブ。1972年制定(2009年撤回)。
IEC:IECサブソニックフィルターを用いたRIAAに対応したEQカーブ。eRIAA/IEC:IECサブソニックフィルターを用いたエンハンストRIAAに対応したEQカーブ。
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- 異なったEQカーブの背景
- 1950年代中頃にRIAAのイコライゼーションが標準化されるようになっても、全世界のすべてのレーベルがRIAAカーブを採用してプレスしたわけではありません(同じレコードレーベルでも、プレス工場によって違っていたほどです)。ヨーロッパの、「鉄のカーテン」の向こう側のレコードレーベルは、アメリカで生まれたRIAAを採用したいなどとはまったく思っていませんでした。AMR/iFiでは、究極の再生音質にこだわっています。私たちの意見では、ステレオ・レコードを忠実に再生するには、iPhono2の6つの異なったEQカーブを使うのがよいのです。そうすれば、あらゆるレコードに対応できます。様々なEQカーブを使いたくなければ、RIAAを選択したままにしておいてもかまいません。
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- AMRの最新技術を採り入れています:Class A, TubeState
- iPhono2では、Class A, TubeStateがさらに洗練されています。最新のBurr-Brown製Soundplus J-FET型オペアンプが新しいClass A回路の中心部であり、J-FET/BJT出力バッファとなっています。この新しい回路は主要増幅回路に見られる負荷を著しく減衰させます。これによって回路が本来持っているリニアリティーが改善され、過酷な600オームのスタジオ入力さえも難なくドライブすることが可能になるのです。電源フィルターは5倍に増強されています。iPhono2のノイズ対策は、室温で可能な限り低いノイズレベルを達成できるように、さらに最適化されています。これより低いノイズレベルを実現するには、液体窒素で回路を冷却することが必要になるでしょう。
称賛されているAMR PH-77の技術を流用したiPhono2の超静粛なノイズフロアは、注目すべきものになっています。価格帯からは想像できない、金額を問わないフォノステージアンプに挑戦しているのです。優れたフォノステージアンプの設計を判定する物差しとなるのが、信号を増幅してもノイズは増幅しない能力です。そこで私たちは、iPhono2を家に持ち帰ってもすぐに音楽を聴かないようお勧めします。なぜか? それは、次のことを試していただきたいからです。まず、カートリッジを下げて、できる限りボリュームを上げます。続いて、レコード針を上げます… そして、ノイズ(ほとんどすべてのフォノステージアンプはノイズの影響を受けているのです)がないのを自分の耳で確かめてください。SN比が85dBのiPhono2は、オリジナルのiPhonoよりもMMで10db、MCでは3dB静かということです。以前にも増して、レコードを聴くと、録音自体の「内部まで」聞こえてきます。背景が真っ黒になってあらゆるニュアンスが聞こえ、音楽の抑揚をシステムが拾い上げてくれるのです。
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- DC Infinity回路は何光年も先を行っています
- DCの影響を受けない出力を確保するために、「教科書的な(模範的な)」(ダグラス・セルフ著の「微弱信号オーディオ設計」中で述べられているオーディオ回路設計をそのまま使った)ハイエンドのフォノプリアンプは、通常はDCサーボに加えてMCカートリッジから出力に至るまでに、5つまでのカップリング・キャパシターを備えていますが、これらすべてが信号の品質劣化の原因となります。オリジナルのiPhonoはたった2つのカップリング・キャパシターで構成され、DCサーボはそもそも使っていませんでした。iPhono2では、すべてが新しいダイレクトドライブ・サーボレス「DC Infinity」回路を採用することによって、キャパシターもDCサーボも使っていません。ですから、オーディオ信号経路にノイズも歪みも加わらないのです。
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- レファレンス級の部品品質
- iPhono2は日本のTDK COGタイプのキャパシターをさらに多く採用しています。そして日本のPanasonicのECPUフィルム・キャパシターがこれを補強しています。ECPUフィルム・キャパシターは明らかにオーディオ用に設計されており、きわめて低い歪み率(<0.00001%@1V/10kHz)を示します。iPhono2はまた、オリジナルiPhonoよりもさらに多くのVishay MELFタイプの薄膜抵抗器を使用しています。聴けば違いがわかります。最良のものがさらに良くなったのです。