Canary(Universal fit)

視聴環境

DAP: DX180 イヤーピース:バロック

付属ケーブルで使用。

先日、仙台店にて安くなってたアウトレット品を見つけて視聴してみました。

一聴して感じたのは、高域の明瞭度の高さです。このイヤホンが出たのはだいぶ前だった気がしますが、現在の20〜30万円クラスのハイエンド機種と比較しても同等もしくはそれ以上に高音を綺麗にならしてくれます。ウインドチャイムのようなキラキラした音は特に相性がいいです。それでいて静電ドライバー搭載機種特有の音の刺さりも感じないため、非常にリラックスしながらクール系の楽曲を長時間楽しむことができます。

付属のケーブルの質が高く、相性も良いため、リケーブルするのであれば、線材の構成は銀&銅の2種の線材が寄線になっている物を選ぶといいと思います。(購入時、色々試聴してNOBNAGAのエクリプスも購入しましたが、付属ケーブルの方の音が好きで、4.4mmケーブルについては私もまだ悩み中です。)

レビューもそこまでなく、現在はリニューアル機種も出ているため、なかなか目に止まらないとは思いますが、ぜひ試聴して頂くことをオススメします。

オーバー20万のイヤホンを探している内の短時間視聴によるレビューになります。

簡潔に言うと、個人的にAAWでは随一のおすすめ度を誇るイヤホンです。

短時間視聴ですが、8ドライバーによる情報量の多さ、分離感がありつつも繋がりのある音域、量感は多くないものの、深く、しっかりと鳴る低域、そして2ESTによる伸びやかな高域…

音場も広めで非の打ち所が無いように思えます。

しいてあげるのならば、価格の高さでしょうか。

皆様の言うとおり、この価格であればCIEMが検討出来る価格になるので、迷いどころではありますが、ユニバーサルといえど、一考の価値あるイヤホンだと感じました。

CIEMの試聴機にて試聴。

見た目はAAWらしくゴージャス。

高そうなイヤホンだなって直ぐに分かる感じ。

音に関しては、

・静電による滑らかで刺さりの無い高域

・分解能の高いBA多ドラによる解像度

が目立つ印象。

その一方でアイソバリック方式による2DDの

鳴り方は、低域に存在感を残しつつも圧力を

感じにくい鳴らし方をしてます。

その結果、ドライバー構成から感じる様な

音のピークがないフラットな感じです。

ただ音場の広さなどは感じやすいので、

所謂モニターとはちょっと違うと思います。

その一方で、ハイエンドに有りがちな

「尖り＜万人受け」の印象が強く、

個人的には面白味を感じにくいなと思いました。

そういう意味で『普通』です。

価格が価格だけに、そんな強い個性は要らない

けどAAWのイヤホン欲しいって人には良いかな

と思います。

ただ結構鳴らしにくいので、上流機器には

しっかり拘った方が良いと思います。

近い構成のイヤホンと比べても音数が多く感じます。

厚めのハウジングを活かしてか、一つ一つの音が平面的にならず、奥行きを持って立体的に鳴ります。

音のバランスはフラットで、繊細かつどこかフワッとした感じのある音でとても聴きやすいです。

低音は深くて粒感のあるもので、膨らみすぎず圧が強すぎず、程良いアタック感があります。

高音は繊細で刺激的になりすぎない適度な感じです。

ボーカルは近すぎず遠すぎず、いい距離感です。

全体的に高音低音ボーカルどれが前に出過ぎるということもない、ちょうど良い距離感を保っている様な印象です。

フラグシップに相応しい総合力の高いイヤホンだと思います。

再レビューです。

購入して1年ちょい経過しました。

とりあえずこれを使っておけば間違いないという音の出方。

単純に値段が値段だからプラシーボ効果もあるのでは？と自問自答する事もありましたが、他の機種と何度聞き比べしても自分好みの音を出してくれるから値段では無いなと。

明るめな音でありながらも聞き疲れを感じにくいですし、サ行が刺さりそうで刺さらない絶妙具合。

変に低音を押し出してくる訳でも無く、ボーカルは至って自然(とても重要)、高音は天井知らずな何処までも伸びていくような音だけどキンキンしてない。

おまけに私の場合は装着感が良好で、他のユニバーサル機と比べて遮音性が非常に高い。

しかし、欠点らしい欠点は無いものの、突出した物が無い故にあまり評価されていない気がします。

この機種は所謂万能型だと思うのですが、万能＝ありきたりで印象に残りにくいのかも知れません。