高音の質:35
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:45
迫力:50
音場:45
遮音性:25
音漏耐性:15
試聴環境
使用DAC:DA310-USB
ケーブル:付属ケーブル アンバランス接続
使用ソフト:Music Center For PC
エイジングは24時間程
楽曲視聴時間は10時間はゆうに超えたと思います。
FiioのイヤホンはF9pro、FH5、FH5Sと聴いてきました。
Fiioイヤホンに共通しているのが、余りイヤホンに色付けせず、ストレートで若干クール系の音色だと思い、それらをブラッシュアップしたイヤホンなら外れはないだろうと、基本的に3万円台イヤホンしか手を出さなかったのですが、思い切って購入してみました。
イヤホンの特性としては、かなりのドンシャリ系のイヤホンで、解像度は高く低域から高域まで整理された元気のいい音を鳴らしてくれるという印象です。
また、楽曲によってかなり印象が変わるというのが本機の特徴のような気がします。
低域は量感は多いですが、ボワつき等はほとんど感じずボーカルが主張してくるシーンでは中域の下に沈み込み、低域が主張してくるシーンではかなり前に出てくるという印象。
ここまで低域がしっかり出ているにも関わらず、ボーカルと重なった時に音色が破綻していないのが素晴らしい。
そして質感も量感は多いながらも耳にズンッと響くような音ではなく、バスドラムからベースまで透明感のある見通しの良い低域になっていて、聴き疲れしないような音だと思いました。
ハイブリッド型イヤホンの強みが出ていて、非常に良い低音だと思います。
しかし、人によっては量感が多いと思う人もいるかと。
中域は素晴らしいのひとこと。
楽器ごとに住み分けされた情報量の多い音が耳を包み込みます。
今まで聞こえて来なかったような音もクッキリ聞こえてきて、何度も聴いた曲でも新しい発見がありました。
また、ボーカルに関しても、エッジの描き方が素晴らしく透明感のある非常に活き活きとした美しい音色を体験できます。
特に男性ボーカルの表現は素晴らしいかと思います。
問題なのが中高域から高域の帯域。
個人的には出過ぎです。
本機はノズルを交換してある程度高域の調整が出来るのですが、ノズルよりもイヤーピースで調整した方が効果があったので、最終的にfinalのEタイプに落ち着きました。
恐らく女性ボーカルの倍音部分がかなり強調されていて、曲によってはかなり刺さります。
また、ハイハット等の金物音も個人的には痛い時がある位強調されていると思いました。
じゃあ質感はどうなのかという話なのですが、乾いた音で良く言えばキレのあるメリハリの良い音と言えるのですが、個人的にはもう少し優しい丸い音であって欲しかったというのが本音です。
総じて、良いイヤホンではあると思うのですが、中高域から高域に掛けてのチューニングが個人的にはイマイチ。
美しい中域があるからこそ、乾いて尖っている高域が気になる。
そんな印象を持ちました。
しかし、他のレビューなどを読みますと、高域が優しいなどというレビューも散見されるので、人によるのかもしれません。
満足はしているのですが、本当にあと一歩惜しいという感想でした。