高音の質:45
中音の質:50
低音の質:40
細やかさ:45
迫力:35
音場:50
遮音性:15
音漏耐性:25
試聴環境
ヘッドホンアンプ:DA-310USB 3.5mmアンバランス接続。
ケーブル:付属ケーブル。
イヤーピース:CP145
パッと聴いた感じはセミオープンの割に低域が強くて、中域は控えめ。高域もそんなに主張してこない印象。
音色はニュートラル。若干ウォーム寄りの私が好みの音色。
大分モニターチックだが、少し低域が強いのでその辺りでリスニングに適したチューニングにしたのだと思われる。
音の分離感など、音色の感じは良いのだが、如何せん中域のボーカル帯がモニターチック過ぎてリスニングとしては非常につまらない。
折角のセミオープンなのに、ボーカルが抜け切って欲しい所で抜け切らない感じが歯がゆくなる。
そこで、このイヤホンの売りでもあるスイッチ機能を試してみる。
まずは中域のスイッチをONにしてみる。
あれ?さっきよりもつまらなくった??
何故か知らないが中域のスイッチだけ『中域が減衰』するように作られているらしく、何の為に作ったのか謎過ぎる中域スイッチは無かった事にして、高域スイッチだけONにして聴いてみる。
するとまぁビックリ。
ボーカル帯の出来が別物になり、しっかり前に主張してきて、艶感や滑らかさも残しつつ非常に伸びやかに。これよこれ。
恐らくデフォルトのチューニングで中域が出ていなかった訳ではなく、倍音に当たる帯域(中高域)が極端に主張していなかったみたいで、高域のスイッチをONにすることによって、ボーカルの旨味が存分に味わえるようになった。
ハッキリ言って、高域をONにするのは絶対にやった方が良いレベルでおススメしたい。
シャカシャカ高域が煩いという海外レビューもあったのだが、個人的には曲によって若干刺さる位で、許容範囲内に収まっている。(一応16500Hz位まではまだ聴き取れる耳年齢です)
だが、そういう声があるのも事実なので、もしかしたら耳の形状等に左右される事はあるのかもしれない。
低域は特にイジっていないがデフォルトで充分出ていると思う。ウォーム系の若干ボワ付く低音なので、好みは分かれると思う。
個人的にはもう少し量感少なくても良い位。(CP145で若干低域が持ち上がっているとは思う)
やらない方が良い事
・スマホ直刺し
中域が抜けて、帯域バランスが分かりやすいV字バランスになるのだが、高域の刺さる感じが強くなる。
・中華製の安物DACでスマホ直刺し
上記と同じ理由。
・中域と高域のスイッチON
これもV字型になって、安物DACで聴いてる感じになるのでやめておいた方が良い。
あとこれは人によるかもしれないが、付属イヤーピースの使用。
ハウジングが大きくて装着感が若干悪い事もあってか、付属イヤーピースだと中域が抜けていく感じがある。
個人的にはスピンフィットのCP145が完璧にフィットした。
総括して良いイヤホンだと思うが、イヤホン初心者や出先でDACを使用しない人などにはおススメ出来ない。
恐らく何が良いのか全く分からないまま使用することになると思う。
だが、この音で現在中古で1万円前半で買えるのは非常にコスパが高いのも事実なので、中古でイヤホンを探している人は検討してみても良いかもしれない。
なお、評価は1万前半の価格という事を考慮して付けました。