N30

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：40

迫力：50

音場：45

遮音性：50

音漏耐性：50

フィルターはreferenceです(別レビューのn40も同じく)。

akgの音と言われて想像すると「繊細で上品」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか？

このn30の面白いところなのですが、上記のイメージとエネルギッシュ、元気さというイメージとのバランスが非常に上手いのです。

低域はシャープでありながら量感も程よくあります。また、エッジもn40に比べると立ち気味のチューニングではないかと思います。ここがエネルギッシュさの一番のポイントだと感じています。

中域は質感に優れており、低域のエネルギッシュさと合わさり、非常にいきいきとした表現になっています。

高域はあくまで低域や中域と比較すると地味に聞こえる可能性もありますが、「akgの高音」といった感じで繊細かつ上品でありながらも、伸びがいいので楽曲としてのバランスがよく取れています。

全体を通して、非常に優れたリスニングイヤホンだと感じています。上位機種のn40がモニターイヤホンなので、個人的には両方持ちで役割を分けて使うのも楽しいと思いますよ(中古なら両方買ってもn40の新品価格と同じくらいですよ！)