名門AKGの新作イヤホンは今までに無いくらい上品で、エレガントな質感でした。
体の奥に広がるような空間表現がぐっと来る!線のしっかりした低音が全体をしっかりと上質に支えています。量より質の低音です!高音部分の音の抜け方も綺麗です。ダイナミックドライバらしい力強い表現と中高音の突き出し方が絶妙なバランスです。ルックスに関して、ケーブルは布巻きでサラリとした美しいです。筐体も仕上げも落ち着いていて、紳士淑女の皆様がお持ちになっていても違和感無しです。エントリーモデルとしてはなかなか高額かも知れませんが、たしかな音質と満足できる高級感があるように思います!リモコン付きのN20UはiOSデバイス用とアンドロイド等を搭載したスマホ用にリモコンを使い分けが可能です!
【レビュー日:2015/09/01】
レビュアー:折原一也 氏
オーストリアの名門ヘッドホンブランド・AKGから、新シリーズとなる「Nシリーズ」が登場した。
「Nシリーズ」の「N」はドイツ語で「Neue(英語でnew)」の意味。「新世代」「革新」といった意味がこめられており、
“これまでのAKGに無い、全く新しいプレミアムライン""という思いが詰まっているのだという。
その第一弾モデルとして登場するのが、イヤホン「N20」「N20U」、そしてノイズキャンセリングヘッドホン「N60NC」だ。
「N20」「N20U」のデザインを手掛けたのは、「Yシリーズ」を手がけたラファエル氏。
アルミ製ハウジングは、柔らかな曲線と金属の質感が上品で洗練されている。
N20/N20Uの違いはケーブル部に取り付けられた3ボタンリモコンの有無。
リモコン搭載機「N20U」のリモコンは、iOSとAndroid/Windows Phoneへの対応をボタン操作で切り替えられるという、他機種にない特徴も持っている。
今回はN20の最終試作機を先行して聴くことができた。本機もやはり若者向けの「Yシリーズ」を継承した重低音サウンド。
例えば宇多田ヒカルの『Automatic』では、カナル型イヤホンとしては驚くほどの、空間的に震動を奮わせるような低音を気持ち良く響かせる。
空間再現についてもスカっと抜けよく鳴らし、シンバルの金属音も確かな存在感を持たせつつシャープに聴かせるタイプだ。
藍井エイルの『IGNITE』を聴いても、ボーカルをピシャリと立てながらもダイナミックに音楽を響かせ、
演習的に響かせる低音のエネルギーで押し切る。ジャズやクラシックの音源には低音がボリュームたっぷりで派手目に聞こえがちだが、
現代的な音源を思い切り愉しんで聴くならそのポテンシャルは相当のものだ。