非常に高い次元で、上手くまとまっています。

FLAC(ハイレゾまたはCDリッピング)は、凄まじいほどの解像感。

音域全域にわたり濁りがないナチュラルな音色。

低音も、量と圧とも、しっかり出ています。

原音にほぼ忠実だと思われます。

若干ですが高音域の音のエッジが良くも悪くも丸いと思いますが…。

ところがACCだと、それほど解像感はなく、低音不足も感じます。

どうやら、音源にシビアなようです。

音源がしっかりしてさえいれば、

モニター用としてでも、リスニング用としてでも、使えるヘッドホン。

AONIC 50さえあれば、他は要りません。

ゲームなどでワイヤレスヘッドセットを使用していたため

音楽鑑賞用に新たにワイヤレスヘッドフォンが欲しくて

何台か気になったものを比較しこちらを購入しました。

以下、店舗にて比較したヘッドフォンです。

※すべてXperia1ⅢでBluetooth接続し楽曲再生（AmazonMusic HD、LDAC）

※私が好きな音の傾向：高音域寄りのドンシャリ

　所有イヤホン：オーテクCK100PRO、Noble ClassicNoble3

　　　　　　　　Noble FALCON(初代)、FALCON PRO

　所有ヘッドフォン：ベイヤーDT990PRO

①SONY WH-1000XM4

②Sennheiser MOMENTUM 3 Wireless

本機　SHURE AONIC50

当初①を購入予定でしたが、異様に低音がぼわつくように感じ

私の好みの音ではありませんでした。②と本機で悩み、本機が

好みの音だったので購入に至りました。

音質は締まった低音域（ボンボンではなくドスドス、といったイメージ）と

伸びのある高音域がとても心地いいです。

装着感については若干側圧が強く感じますが私は7～8時間つけっぱなしでも

特に痛くなるようなことはありませんでした。

また、剛性がかなり高く感じます。本機はハウジング部が

90度内側に回転しますが、がたつき等一切ありません。

多少乱暴に扱っても大丈夫だろうと思うほど安心感があります。

また本機はUSBDACを内蔵しており、おまけくらいの感覚で使用してみたところ

Bluetooth接続時よりも音の広がりが良くなったように感じ

シンバルの音がより煌びやかに聞こえるようになりました。

自宅で使用している間はもっぱらUSB接続でPCやスマホと接続しています。

ノイキャンについては比較対象がないですが

家で使用している分だと車の走行音などはかなり軽減する印象です。

通常のイヤホンジャックにも接続できるので、予算4万円で

有線ヘッドフォン+ヘッドフォンアンプを買うなら本機をお勧めします。

AONIC 50を愛用しており，女性ボーカルのJ-POPやサウンドドラックをよく聴きます．

・デザイン：金属とレザーがうまくコラボした高いデザイン性で，とっても満足しています．

　加えて堅牢な作りになっており，ビルドクオリティは高いです．

・装着感：程よいホールド力があり，良好なフィット感です．

　ただし本体重量は300g台中盤と重たいので，長時間の装着は疲れると思います．

・音質：モニターライクですが聴きごたえがあり，好みのど真ん中です．

　伸びやかな高音，高い解像度の中音，タイトではっきりとした低音で，オールジャンルの楽曲とマッチします．

　LDAC接続した本機で十分満足した音質が得られるのですが，Shureのアプリと連携するとイコライザが使えます（LDACはイコライザ使用不可）．

　このイコライザがとても優秀で，楽曲や気分に合わせて，滑らかに音質を調整できます．

　私の場合，ボーカルに耳を傾けたい時はボーカルブースト，迫力を感じたい時はラウドネスというプリセットを使っています．

・機能性：ノイズキャンセリングは強くないですが，実用性はあります．

　外音取り込み機能は，高音がキツく聴こえることが時々ありますが，収音能力は高く実用性があると思います．

・操作性：物理ボタンの操作なので，誤操作は発生しないです．

　ただし装着しているとボタンは視界の外にあるため，どのボタンがどの位置にあるか分からなくなることはあります．

・携帯性：キャリングケースが大きく，持ち運びは不得手だと思います．

　ですが，持ち運びたくなるほど高音質なので，リュックに入れてしまいがちです．

いくつか気になる点はありますが，それらが気にならないくらい高音質のワイヤレスヘッドホンです．

同価格帯には名機が多いですが，是非聴き比べてみて欲しいです．

【普段の再生環境】

Androidスマホ→（aptX）→AONIC 50