MAVERICK III Custom
歴代のMAVERICK(計6モデル)をベンチマークとし、その設計思想を継承し続ける
ハイブリッド型イヤホンとは思えない、シームレスなサウンドデザインやMAVERICKにしかない個性的なサウンドが、ハイブリッド型イヤホンとしての代名詞となってくれるよう日本市場向けに共同開発を続けているMAVERICK。ハイブリッド型のイヤホン設計は歴代モデルを踏襲し、MAVERICK IIIでも金属製サウンドチューブ(音導管)やベントチューニングを採用しています。
ハイブリッド型の設計に於ける、MAVERICK II Customとの違いは、ダイナミック型ドライバーをより新しいドライバーへアップグレードし、それにより重低音域のクオリティを大幅に向上させました。加えて、新しいダイナミック型ドライバーを搭載させたことで、中域向けに搭載していたバランスド・アーマチュア型ドライバー(BA型ドライバー)とのクロスオーバーポイントを変更し、低域から中域にかけての設計が新しく変わっています。

不要なピークノイズを消音する新技術
クロスオーバーポイントから離れた非常に狭い周波数帯域において、特定箇所のピークノイズだけをクロスオーバーの調整や抵抗ダンパーの活用、内部設計の見直し、音導管(サウンドチューブ)の長さ調整などで、完全に除去することは困難だと言えます。この問題を解決するためUnique Melodyが考案した新技術(特許出願中)が「Targeting Frequency Adjustment Technology(T.F.A.T)」です。
この新技術は、大手BAメーカーであるKnowles社と共同開発した独自設計のセミオープン型BAドライバーをイヤホン筐体内に設置し、音響設計上、意図していない「ピークノイズ」に対する特定の逆位相信号を発生させ、ピークノイズだけを消音させるという技術です。

ベントの最適化
MAVERICK IIIでは私たちが設計した他のイヤホンのように、フェイスプレートにベントを2ポート設けています。このベントの一つをそっと指で塞げば直ぐに気が付きますが、音の空間が閉塞的になり、ダイナミックレンジが悪化したように感じます。 ベントを2ポートに増やし最適化させてあげることで、より開放感のある音空間を表現しています。

音導管にプラチナ塗装の合金チューブを採用
音導管にはプラチナ塗装の合金素材を使用し、これまでに使用してきた音導管とは異なるIEM設計を採用しています。金属素材の音導管を使用することで、音をよりストレートに外へ伝える事ができます。

Dignis製オリジナルレザーケース
付属のオリジナルレザーケースは、「世界のすべての製品に素晴らしいスーツを着せてあげたい」というフィロソフィーを持つ、韓国Dignis社が手掛けました。レザーカラーは、Unique Melodyの新コーポレートカラー「Melody Teal」を意識したカラーを採用。ケース内部には、持ち運び中にイヤホンの本体同士が接触し、傷が付かないよう、ギミックが施されています。
