高音の質:45
中音の質:50
低音の質:50
細やかさ:45
迫力:45
音場:50
遮音性:45
e☆イヤホンさんにてBravery24を購入した際に、じっくり聴き比べさせてもらいました。結局、迷いに迷ってBravery24を買ったんですが甲乙はつけられませんでした。ただフルBA機を持ってなかった(というかそれでBraveryが欲しかった)のと、2DD+BAという構成ではCCAのHydroをすでに持っていたので今回はBravery24を選びました。
のですが、こうしてレビューを書いているように本機も非常に素晴らしいイヤホンでした。2DD+BAのイヤホンは最近のトレンドですが、主流なのは10mmDDをIsobaric(等圧)に配置したもので代表的なのはHYPEシリーズのIMPACT2ですね。Isobaricではない10mm×2DDとしてはダヴィンチが人気です。
あくまで視聴で聴いた印象では低音の表現はやはりIsobaric配置のほうが長けているようで、量感とかアタックとか解像度とかいった言葉では言い切れない深みのようなものが出るように感じます。一方で10mmのIsobaric配置はスペース的な制約があるのか、HYPEシリーズはちょっと大きめで、装着感はすこぶるよいという感じでもありません。
翻って本機は6mmのDDをIsobaricに配置しており、これによって本体を比較的小さくし装着感を高めることに成功しています。数あるイヤホンの中でも装着感のよさを売りにできるものの一つとまで言えるでしょう。
一方、Isobaricによる低音の鳴りはというと、さすがに10mmに比べると量感だけでいえば控えめになっているようです。その代わり、とても丁寧というか精密に鳴らしており、低音域をこのように綺麗に鳴らすイヤホンは他にあまりないように思えました。また10mm×2に比べて控えめとはいってもやはり2DDでしかもその2DDにほぼ低域だけを担当させているだけあって、普通の基準でいえば低音マシマシで、とても存在感があります。
店頭での視聴では中音域高音域の細かいところまで聴ききることはできませんでしたが、低音に埋もれることはなくとてもクリアで、かつボーカルが聞き取りやすい印象でした。音場も広すぎず狭すぎず、さすがはこの価格帯のイヤホンだと思える空間表現でした。
5万円クラスのイヤホンはBravery24を買ったので今年はもう控えようと思っていたのですが、だんだん本機のよさが思い出されきてこれは買えるうちに買っておかないと後悔するのではないかと思えてきました(笑)。
Bravery以外のイヤホンを整理してこれを買うかなあ。