高音の質:40
中音の質:45
低音の質:40
細やかさ:40
迫力:40
音場:40
遮音性:45
音漏耐性:40
試聴環境 DAC:DA310USB
ケーブル:付属ケーブル
finalのイヤホンはE500.1000.2000.3000.4000.5000、A4000、VR3000、ZE3000と聴いてきました。
A4000は個人的には好みではなく、finalのイヤホンの中でもワーストに位置していたのですが、こちらのA5000はA4000の上位機種なので余り期待はしていませんでした。
イヤホンの特性としては、A4000よりも高域を抑えて、低域を盛り上げているような印象で、弱ドンシャリ系のニュートラルに近い音色かと思いました。
低域は重低音はそこまで響いてこないですが、ベースラインの存在感は強く感じる事ができ、楽しく聴かせてくれるような印象。 充分タイトで良質な低域かと思います。
中域はいつものfinalの音で安心感があります。 線は細く、非常にシャープで柔らかめの音色なのですが、その中にもしっかりと芯があり聞き心地良く上げていると思います。
他イヤホンと比較すると、過不足に感じたりもするのですが、finalだからこそ得られる栄養素がありますね。
中高域から高域にかけては、Eシリーズと比較すると大分盛り上げている印象。
しかし、耳が痛くなったり、刺さりがひどかったりするような音色ではなく、耳に優しい高域だと思います。
また、A4000よりも繊細さがあり、楽曲をより楽しく聴かせてくれるような印象を持ちました。
E5000が美音だとするなら、A5000は明快な音といった具合で、キャラクターの違いを楽しめる仕上がりになっていると思います。
finalだからこその安心感のある音色に、中高域から高域に掛けて特徴を持たせることで、楽しくリスニングさせてくれるサウンド。
是非試してみて下さい。