操作性:50
画面表示(UI):40
音場:40
音の解像度:40
本機は重量があって外出時に気軽とはいかないものの、持ち歩けるのはもちろん利点。
しかし、約1年使った感想としては、本機は据え置きメインの使い方こそ至高だと思います。
①DC給電モードが強烈
DC給電モードで登場するMAXゲインに設定すれば、鳴らしにくい代表格のハイエンドヘッドホン「HIFIMAN SUSVARA」をボリューム最大値120に対して80以上でしっかり鳴らせました。
DAPでSUSVARAが鳴らせることに驚愕です。
SUSVARAを鳴らせるオールインワンDACアンプが約30万円弱で手に入ると思えば、むしろ本機は安いかもしれません。
②デスクトップオーディオのメディアセンターとして優秀
据え置きとして考えれば超小型な本機。
本機はパソコンに繋いでDACアンプとして使うことはもちろん、あくまで音源として別の据え置きDACアンプに繋ぐ使い方もできます。
要するに入出力両方できるわけですが、その中で個人的に同軸デジタルケーブルが使えるのが本当に優秀だと思いました。
本機を据え置きアンプに繋いだ際にUSB接続と同軸ケーブル接続では、Apple music等のサブスク音源であれば同軸ケーブル接続で圧倒的な高音質を実感できます。
※同軸ケーブル接続では、本機保存のDSD音源はPCM変換しないと伝送しないのでDSD音源の場合はUSB接続必須のようです。でもこれはこれでUSB接続でも音源の高音質をしっかり実感できます。
その他、音質や使い勝手は他の方のレビューのとおりかと思います。
本機購入当初はA8000を繋いで至福を感じていましたが、現在は本機をメディアセンターとして中央に据え、据え置きのDACアンプに繋いでSUSVARAで聴いています。
そしてたまには本機単体で持ち歩くことも。
おおよそ万能な使い方ができるオーディオプレイヤー。
これDAPですからね。
そう思うと本当に驚愕です。
持ち歩きメインのDAPでは重量がネックですが、据え置きメインであれば他機種との相対評価で満点でいいのではないでしょうか。