高音の質:25
中音の質:20
低音の質:25
細やかさ:35
迫力:30
音場:40
遮音性:5
音漏耐性:5
見た目に惹かれて購入を検討してる方も居るでしょう。
2週間いろいろ試して注意点や補足点が出てきたのでレビューします。
[パッケージ、同梱物]
厚紙使用の箱で結構高級感あります。製品名は“遠山(harukana yama)”とあり、D&Mのロゴもあります。
同梱物は、本体(スポンジイヤーパッド付)・ケーブル・穴開きスポンジイヤーパッド1組・説明書・キャラクターアクリルスタンドです。※ケース・ポーチ等は付いてません。
[ヘッドホン本体]
エッジの効いた精悍な金属ハウジングと皮のヘッドバンドで高級感があります。80年代とかレトロと謳ってますが自分は感じず、機械式腕時計の様な機能的造形美を感じます。
長さ調節は左右合わせて56mmで、頭大きめの私でも余裕があります。調節機能は長さのみで、角度調節機構は付いてません。耳へのフィッティングはイヤーパッド頼りになります。
側圧は強すぎる事は無いがそこそこ強めで、私は長時間使用で痛みが出るので側圧を弱めました。
[付属ケーブル]
細身の布巻ケーブルで柔らかくクセもつきません。分岐先Rch側にマイク・スイッチが付いてます。
リケーブル対応でMMCX端子になります。ヘッドホンでMMCXって珍しいのでは?
(注意点1)MMCX端子がかなり固いです。付属ケーブルを接続するのに指が痛くなりました。外すのは指では無理でした。
(注意点2)外すのにMMCXアシストを使いましたが、よく見るクリアのアシストツールはハウジングに干渉して使えません。finalのMMCXアシストで(しっかり嵌りませんが)なんとか外す事が出来ました。
(注意点3)手持ちのリケーブルを幾つか試しましたが更に固く、嵌めるのも大変でしたが外すのはツールを使っても無理でした。私はニッパーを使い慎重に外しました。
(注意点4)リケーブルのMMCX端子の径が6.5mm以上あるとハウジングに干渉して嵌りません。
[遮音性、音漏れ]
スポンジイヤーパッドなので外音はほぼスルーで聞こえます。もちろん音漏れも盛大ですので周りの迷惑にならない様に気をつけましょう。
[音質について]
音質は好みもあるので私見です。
独特の金属的響きの載った音で、中域、特にボーカル域に重心のある弱カマボコ型です。またボーカルの高音域付近にキツ目な部分があります。ハマる楽曲は綺麗に聴かせてくれますが、ハマらないと疲れる音になります。私には合わない様で1時間も聴いてると頭が痛くなります。
とは言えせっかく買ったので使える様にEQで自分好みに補正してみました。
EQを弄ると低域も高域もちゃんと出ることが判ります。弱カマボコ型はドライバーの特性と言うよりチューニングに依るモノの様です。参考までに↓が私のEQ設定です。
(再生機器:AK KANN MAX、アンプゲイン:Mid)
[30Hz] ゲイン2.9 [45Hz] ゲイン2.8 [60Hz] ゲイン2.4 [90Hz] ゲイン1.9 [120Hz] ゲイン1.1 [180Hz] ゲイン0.1 [250Hz] ゲイン-0.6 [380Hz] ゲイン-0.8 [500Hz] ゲイン-0.9 [750Hz] ゲイン-1.0 [1kHz] ゲイン-1.2 [1.5kHz] ゲイン-1.5 [2kHz]ゲイン-2.1 [3kHz] ゲイン…