その見た目さながら、ロー・ハイゲインにより、イヤホン・ヘッドホンをも難無く扱える駆動力と柔軟さを持ち合わせた、圧倒的で実力派のパワー！

ギリギリポータブルサイズから醸し出されるのは、繊細でスケール感のある上品なサウンド！

他のDAPでは見慣れない、MiniXLRから出力されるのは、据え置き規模のESSDACチップによる純粋なラインアウト。

様々な機器の組み合わせで“好み”を追求するユーザーへの親切設計！

これぞギリギリポータブルな強みを見せ付けられた一品です！

試聴レビューです。

いやーデカいですねｗまず最初にその大きさに圧倒されます。まあここまでデカいとこれはこれでネタ的に面白いのでありなのかな。そもそもコイツを持ち運びメインで使う人もいないでしょう。5インチの大画面も自宅で使うのであれば使いやすいかもしれません。あと、巨大すぎるせいか意外なほど重さは感じづらいです。ちゃんとAKDAPで一番重いんですけどね。

次に音質についてですが、この機種は現行AKDAPの中で最もリファレンス的な音質かなと思います。特に音場感に関してはAK独特のクセがあまり感じられず、一般的な表現に近いと思います。帯域バランス的にはフラットで、解像度も高いです。ただ全体的に音が遠い傾向があるので、近めのボーカルが好きな方には向かないかなと思いました。またこれはKANNシリーズ共通の問題としてALPHAでも感じられたのですが、操作に連動したノイズがあります。高感度IEMなどを使っていて、ノイズを気にする方は避けたほうが良いでしょう。

同等の出力で低価格、さらには4.4mmバランスも付いたALPHAが出てきたせいで目立たなくなってしまった機種だと思いますが、音質は結構違いますし、自宅での運用メインで金銭面に余裕があれば、こちらも検討してみる価値はあると思います。

WZ1Zやdx220 maxなど様々なDAPを何度も試聴した結果、音質、デザイン、操作性など総合的に1番優れていた本機を購入しました。

解像度、キレがずば抜けて良く、ロックやPOPSをノリ良く聴けます。

また、低ノイズでどんなイヤホンでもノイズを拾わないため静寂空間から音が飛び込んでくる感覚が素晴らしいです。

ibasso dx220 maxも音は良かったですが本機との差はそこまで感じず、拡張性なども含めて総合的に考えるとkann cubeに軍配が上がります。

ibassoのDAPは過去何度か所有しましたが、尽く故障に見舞われた事もあり信を置けないメーカーと認識しています。

AKも売りっぱなしと揶揄される面はありますが、延長保証もありますので安心感があります。

過去所有した機種も故障や不具合など少なく、この先最低5年、できれば10年以上愛用していきたいと思えるDAPに巡り合えてとても満足しています。

気軽に持ち運び出来るものではありませんが、それを補って余りあるほどのポテンシャルを秘めています。

私は自宅用と割り切って使うことにします(笑)