視聴環境はZX300にHS1670を純正ケーブルで直刺しです。普段はBowie、Police、Sting、Eric Clapton、Motorhead、などの70、80年代ロックをメインに聴いています。気まぐれではありますが、三枝成彰や菅野よう子などのサントラ、ショスタコーヴィチやモンティ、リストなのどのクラシック、ニルス・ヘニングやポールチェンバーズなどのジャズも聞きます。

今回はSting、Bowie、三枝成彰で視聴を行いました。

3年も前の機種なので、現在の同価格帯の比べるとちょっと色あせて見えるかもしれません。音の濃密さや高い解像度は未だに健在ですが、つい最近発売されたM11proSSなどに比べると、どこか萎れて元気がないように感じました。ただ、CowonのDAPにはJeteffectという強力な武器があります。ほかのメーカーがDAPに標準装備するイコライザーに比べて、自分好みの設定がしやすく、かなり自然に聞こえる（音場表現も広くなる）ので、中古で買って自分専用に弄りい弄って使い倒すなら大いにアリな選択肢になりうると思います。また、高性能ポータブルアンプのソースコネクトに使ってみるのも面白いかもしれません。元がしっかりしているDAPですし、１０万越えの機種の中ではかなり軽いほうなので、多段勢からすればありがたいことこの上ないでしょう。古い機種ではありますが、使い方次第ではまだまだ戦えるということです。

イコライザー3時間いじってました

正直 楽しいです。飽きません。めちゃくちゃいい音出ます。と言うか、めちゃくちゃ自分の音が作れちゃいます。

原音聞きたければAK 自分好みの楽しい音を聴きたければ間違いなくCOWONですね。

別にAKが嫌いな訳じゃないです。過去には320にアンプ繋げて聴いていたこともありますがCOWONを興味で試聴した瞬間に一瞬で心奪われました。

イコライザーnormal状態で心奪われたのですからイコライザーいじりだしたら抜け出せなくなるのは必然ですね笑 原音とは真逆の音も作れちゃいますますよ。しかも高音質で。楽しすぎます。

BluetoothやWi-Fi等便利機能は搭載されてませんがそんなのいらねー！ってくらい満足できます。どうしてもBluetoothが欲しい！って方はRと2台持ちもおすすめですよ。

発売されて結構経ちますしMARK2も出ておりますが個人的にはこれが１番好きです。

是非一度試聴してみてください。イコライザーnormalがいまいちだったらmaestroで聴いてみてください。

心奪われますよー！

試聴レビューとなります。

イヤホンはqdc 4CSを使用し、音源はJ-PopやロックのFLAC（ハイレゾ含む）です。

まずは音質についてです。（イコライザーはOFFで試聴）

帯域バランスは概ねフラット指向で、ほんの少し中低域を盛っているように感じました。

全帯域で解像度が高く情報量は多いですが、どちらかと言うと柔らかめなので聴き疲れはしにくいと思います。

低域はしっかりと制動が利いて安定し、中域はボーカルが繊細で生々しく、高域はあまり刺さる事はないものの丁寧で繊細な描写で伸びも悪くありません。

音場は特段広い！という程ではないものの、必要十分な広さがあり、各楽器の定位を掴みやすいです。

BPMが速いロックにも対応出来ますが、JazzやClassicの方が好相性ではないかと思います。

次は操作性についてなのですが、私がCOWON製DAPを試聴したのは7、8度目だと記憶していますが、未だにこのUIには慣れません。

イコライザー機能が幅広くカスタム出来る点は素晴らしいと思いますが、もう少し分かりやすく直感的なUIを目指して欲しいです。

携帯性は高音質DAPの割には小さめな為良好ですが、お尻のポケットに入れて2.5mmバランス接続での使用を想定される方は注意が必要かと思います。

総評としては、料理に喩えると食材の味をそのまま活かそうとするが、好みの味付けが出来るDAPだと言えるのではないでしょうか。

2.5mmバランス接続を試してはいませんが、3.5mmシングルでも十分高音質で、満足出来ると思います。

私はDAPはスッキリ、味付けが殆どない製品が好きなのですが、そういう観点ではPLENUE 2 MarkⅡの方がより好みでした。

本機では、シンバル等の金物系に代表される高域の硬さや、女性ボーカルのサ行の刺さりが少なく、贅沢ではありますがそこがもう少しあると物凄く良いと感じました。

そういう時に頼れる優秀すぎるイコライザー機能が備えてありますし、改善は出来そうです。

是非お試し下さい！