MOMENTUM True Wireless 4で使用しました。

刺さりやすい曲の高域を低減してくれます。低域に厚みがますことで、MOMENTUM True Wireless 4の音がより深く楽しめるイヤーピースになると思います。

低域が増えても中高域が大きく減衰することはないように感じました。

他のイヤーピース(スパイラルドット++など)に比べて大きな変化は感じないかもしれませんが、このイヤーピースの最大の持ち味は装着感にあるように感じます。耳辺りのを良さは素晴らしく肌に馴染むとはこういうことを言うんだなぁと感心しました。

それによって遮音性も高く、音の没入感をより感じやすいようになりました。

大きく音質を変えるような印象はありませんが、イヤホンそのもの音をしっかり体感するにはとても良いイヤーピースだと思います。

ディープマウントイヤーピース自体はドブルベヌメロキャトル（HP-TWF41 W n°4）の付属品として使用したことはあるのですが、後述の理由であまり良い印象は持っていませんでした。

そんなディープマウントイヤーピースが新素材になって帰ってきた？

素材変わった程度で印象変わるわけないじゃん、と半信半疑で試聴したところ耳を打ち抜かれてしまいました。

素材は表面がペタペタする、azlaのSednaEarfit XELASTECやspinfitのw1のようなタイプですが、それらよりは若干もっちり感、ペタペタ感が少なめかなといった印象ですが、どちらにしてもこのタイプはしっかり装着できるのが最大の利点だと思います。

反面、ゴミがつきやすいのはご愛敬。ただ、ペタペタ感が少ないからか手でも払いやすいかなとは思います。個人的にはウェットティッシュ使いますが。

閑話休題。

通常版だと先端の方が太いという特徴的な形状もあってか、固定が甘く、

イヤホンが耳からポロポロ落ちてしまい（特にドブルベヌメロキャトルはshure掛けタイプではなかったというのもありますが）、

音がどうこう判断できるレベルではなかったのですがZONEに進化したことで、しっかりと装着できるようになり、私にもようやくその真価を評価させてもらえるようになりました。

音としては全体域、タイトで抜けが良くなる印象で、密着度が上がっているからか特に低音をより感じられる方向に変化するように感じます。

そういう意味では低音向きのイヤーピースと言えるのかもしれません。

また、私はnoble audioのsageに装着してみたのですが、本機は音が若干遠く感じるところがあり、それが利点でもあり欠点でもあったのですが、その特徴から個人的に他機を使おうかなと思うことが多く、最近使用率が低下しており、手放そうかとも思っていました。

それが、本イヤーピースがより近くから鳴らす印象に変化させてくれたこと、物足りなかった低音が補強してくれたことから、また使おうという意欲を復活させてくれました。

本イヤーピースは音の変化が大きい部類のため組み合わせは選ぶと思いますので、試聴をおすすめしますが、

沼の住人の方へは音の変化を楽しめる良いイヤーピースだと思うので、1セット持っておくのをおすすめしたいと思います。