高音の質:50
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:50
迫力:45
音場:50
遮音性:50
音漏耐性:50
Signature master ⅱ を発売日に購入し、1ヶ月ほど所有した者です。
音は初代とは全くの別物で購入初日はガッカリ感があったのですが、パワーのあるdapでバランス接続で聴くと高音は刺さる一歩手前まで出ていて、低音は重さは感じないものの量感はしっかりある。そしてボーカルは前に出てきて埋もれない完成度の高い音なので、手放すかどうか迷いました。
しかし、Ultrasone の物作りが前作に比べて明らかに劣化しているので、手放すことにしました。以下、劣化した部分になります。
1 アジャスター部分のコストダウン
アジャスター部分が前作と比較し明らかに細くなっています。また、中の配線が見えるようになっています。前作のアジャスターでは配線はかくれていました。
Twitter等でもアジャスターの破損(折れる)報告は度々あがっているのでやはり耐久性は下がっております。
2 ハウジングがクルクル回って固定されない。
前作でハウジングの角度調整する際適度な硬さがあり、ちょうど良い位置で固定出来たのですが、その機能が削除されました。それにより、頭からヘッドホンを外した際にハウジングがクルクル回ってしまい、高級ヘッドホン感は皆無になっております。(ハウジングとアジャスターを繋いでいるパーツも前作に比べて細く薄くなっており、耐久性の不安があります)
3 高級感が無くなった
正直これは大きいと思います。Ultrasone といえばedition シリーズのように高級感を全面に出していたヘッドホンが売りだったはずです。
前作のsignature シリーズでもプラスチック製でありながらもアジャスターの作りやヘッドバンド、ハウジング塗装などにコストをかけて高級感が出ていて所有感が満たされる仕様になっておりました。
しかし、今作ではそれらすべてがなくなってしまいました。また、業務用ヘッドホンとして使用しようとしても耐久性に不安が残る。
それが現在の各オーディオ専門店等での中古数を示しているのではないのでしょうか。
正直もう一度物作りについては考えて欲しいと思います。
きちんと長く使える物を作ってください。