【初心者必見】ワイヤレスイヤホンの選び方をイヤホン・ヘッドホン専門店スタッフが詳しく解説!【2025年4月更新】

【初心者必見】ワイヤレスイヤホンの選び方をイヤホン・ヘッドホン専門店スタッフが詳しく解説!【2025年4月更新】

ケーブル不要でスマートフォンと無線接続することによって、音楽や動画の音声を気軽に聴くことができる「Bluetoothイヤホン」。しかし、ひとくちにBluetoothイヤホンと言っても種類が多く、どれを選べば良いか分からず、お悩みの方も多いかと思います。


こちらの記事では、『イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン』がおすすめする、Bluetoothイヤホンの選び方をご紹介します。


スペックの見方から、人気モデル、タイプ別の種類まで細かく解説。こちらの記事を参考に、自分にピッタリのBluetoothイヤホンを見つけてみましょう!
是非最後までお付き合いください!



▼ワイヤレスイヤホンの最新売上ランキングはこちら

ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレスイヤホン



Bluetoothイヤホンとは?

現在、一般的に発売されているワイヤレスイヤホンは、『Bluetooth』という無線通信規格が採用されています。

Wi-Fiなどよりも消費電力が少なく、安定した近距離通信を実現しているため、近年ではパソコンの周辺機器やゲームのコントローラなどの幅広い用途で使われています。

Bluetoothイヤホンのメリットは、なんといっても手軽さ。イヤホンとプレイヤーがケーブルで繋がっているわずらわしさから開放され、快適に音楽をお楽しみいただけます。

Bluetoothイヤホンの種類

それでは、Bluetoothイヤホンにどのような種類があるのか? 定番の製品も交えて紹介します。

完全ワイヤレスイヤホン

ag「TWS03R」

メリット
ケーブルがなく快適
断線のリスクがない

デメリット
落とす可能性あり
接続が安定しないことも

もっとも主流になりつつある完全ワイヤレスイヤホンは、その名の通りイヤホンの左右を繋ぐケーブルが無い、完全なワイヤレスであることが最大の特徴です。

ケーブルがないため快適に使えますが、落としてしまい紛失するリスクなどもあります。

近年では接続性も大きく安定し、実用性の高い製品が増えてきています。片耳のみで使える製品も多く、通話用としてもおすすめです。

完全ワイヤレスイヤホン一覧

左右一体型ワイヤレスイヤホン

TaoTronics「TT-BH07 MK2」

メリット
安価で購入できる
接続が安定する

デメリット
断線するリスクがある
タッチノイズが気になる

イヤホン同士がケーブルで繋がっているタイプのBluetoothイヤホン。首の後ろにケーブルをかけて使います。

ケーブルを引っかけてしまうと断線し音が出なくなってしまう可能性や、ケーブルを触った時のガサゴソ音「タッチノイズ」が気になることも。

しかし、2,000円台と低価格帯の製品も多く、通信安定性も高いことから、初めてのBluetoothイヤホンにオススメです。

左右一体型ワイヤレスイヤホン一覧

骨伝導イヤホン

AfterShokz OpenMove

メリット
耳を塞がず解放的
BGM感覚で音を聴ける

デメリット
音漏れがしやすい
遮音性が低い

「骨伝導」とは、その名の通り”骨”を通して内耳に直接振動を送り、脳に音を届ける方式です。

こめかみにスピーカー部を当てるリスニングスタイルを取り入れている商品がほとんどで、耳を塞がずにスピーカー感覚で音楽を聴くことができます。

反面、音漏れがしやすく、周りの音も聞こえすぎてしまうため、電車内や街中など通勤通学中の使用には向いていません。

長時間イヤホンを使用していると耳内が痛くなったり痒くなったりする方は、スピーカー感覚で聴ける骨伝導イヤホンがおすすめです。

骨伝導イヤホン一覧

片耳ワイヤレスヘッドセット

Jabra「TALKシリーズ」

メリット
通話に最適

デメリット
音楽鑑賞には向いていない

片耳に装着するワイヤレスヘッドセット。車の運転中の通話や、リモートワークに最適です。片耳のみで再生されるため、音楽鑑賞には向いていません。

主に通話用途で製品をお探しの方は、こちらの片耳ワイヤレスヘッドセットがおすすめです。

片耳ヘッドセット一覧

選ぶ前に知っておきたい事

Bluetoothイヤホンは、ひとつひとつの性能や機能が大きく異なります。こちらの項目では、Bluetoothイヤホンを選ぶ際にスペックや接続方法、機能など知っておくべきことを紹介します。

Bluetoothバージョン

Bluetoothにはバージョンが存在します。バージョンによって省電力性や通信速度などの機能性が変わってきますが、バージョンによる音質の違いはありません。

Bluetoothのバージョン一覧はコチラ。

バージョン 特徴
ver1.0 普及バージョン
Ver1.2 2.4GHz帯域の無線LANへの干渉対策
Ver2.0 Ver1.2の約3倍のデータ転送速度
(最大3Mbps)強化
ver2.1 ペアリングの簡易化。
マウスやキーボードのバッテリー寿命を
最大5倍延長できる省電力モードが追加。
ver3.0 従来の約8倍のデータ転送速度(最大24Mbps)を実現。
電力管理機能を強化し省電力化を向上。
ver4.0 従来のバージョンより大幅な省電力化
家電製品などに搭載されたセンサーとのデータ通信向け
ver4.1 端末との通信干渉を抑制、データ転送の効率化、
自動再接続機能、直接インターネット接続機能、
同時に2台接続できる機能などの追加
ver4.2 端末との通信速度が最大2.5倍に高速化
消費電力の抑制
ver5.0 Ver4.0よりデータ転送速度が最大2倍に高速化
ver5.1 方向探知機能を追加

現行のBluetoothイヤホンは、ほとんどの製品がBluetooth4.0以降に対応しています。

対応コーデック

コーデックとは、音声を圧縮する方式の名称です。

ひとくちにコーデックといっても様々な種類があり、コーデックによって音質の劣化や音の遅延に違いがあります。この項目では、主に使われるコーデックをご紹介します。

コーデックとは?


コーデックとは、音声を圧縮する方式の名称です。SBCやAACといった標準的なコーデックを採用しているモデルが大半を占めますが、中にはapt-Xなど高音質コーデックに対応している完全ワイヤレスイヤホンもあります。



コーデックの名前 特徴 簡単な説明
SBC 遅延を感じる。標準的な音質 A2DP対応のワイヤレス製品

すべてが必ずSBCに対応している

AAC SBCより遅延が少ない。
データの変化が少なく
SBCよりも高音質
iPhoneで主に対応しているコーデック
aptX SBC,AACより遅延が少ない。
CD音源相当(48KHz/16bit) の
高音質再生が可能
Androidで主に対応しているコーデック
aptX HD ハイレゾ相当(48kHz/24bit) の
高音質再生が可能
SBC、AAC、aptX を上回る
高音質コーデック
aptX LL (Low Latency) aptXよりさらに遅延が少なく、
40ミリ秒未満という低遅延を実現
(SBCの遅延は170〜270ミリ秒)。
音楽ゲームができるほどの
低遅延コーデック
aptX adaptive ハイレゾ相当(48kHz/24bit) の
高音質再生が可能。
状況に応じて品質を切り替えて
途切れや遅延を回避
aptX HDを上回る高音質コーデック。
aptX LLほどではないが低遅延
LDAC ハイレゾ相当(96kHz/24bit) の
高音質再生が可能
Android8.0以降で主に対応している
aptX HDを上回る高音質コーデック


コーデックはプレイヤー側とイヤホン側が両方対応している必要があります。


たとえばBluetoothイヤホンがSBCLDACに対応していても、プレイヤーがSBCにしか対応していなかった場合、再生はSBCコーデックで行われます。


自分の使っているプレイヤーやスマートフォンが、どのコーデックに対応しているのかを知り、それに合わせた製品を選ぶのが大切です。


▼ワイヤレスイヤホンの最新売上ランキングはこちら

ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレスイヤホン

e☆イヤホンのYouTubeチャンネルでは、Bluetoothのバージョンとコーデックについて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

対応プロファイル

プロファイルは、『何ができるのか』を定めた規格です。その製品にどんな機能が搭載されているかの目安になるともいえます。

Bluetoothイヤホンで主に採用されるプロファイルはコチラ。

プロファイル 特徴
A2DP 主に音声データをBluetoothイヤホンに
送るためのプロファイル
AVRCP 再生や停止、スキップや早送りなど、
リモコン操作を行うためのプロファイル。
HSP スマートフォンとヘッドセットを接続して、
モノラル音声のやり取りが可能。
音楽を聴くだけでなく、通話が可能。
HFP HSPの機能に加え、通話開始操作なども
ハンズフリーで機能を使用できます。

Bluetoothイヤホンの接続方法

イヤホンジャックに挿し込むだけで使える有線のイヤホンとは異なり、Bluetoothイヤホンを使用するにはペアリング(Bluetoothイヤホンを登録する作業)が必要です。


ペアリングの操作手順は製品によって異なりますが、大きな流れとしては下記の通りです。


①:Bluetoothイヤホンをペアリングモードにする
②:プレイヤー(スマートフォンなど)のBluetoothをオンにする
③:プレイヤーに表示されたBluetoothイヤホンを選択する


e☆イヤホンのYouTubeチャンネルでは、動画でわかるペアリングの手順も公開中です。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!


防水・防塵対応か?

最近のBluetoothイヤホンでは、水や粉塵にも強い『防水・防塵機能』が搭載された製品も多く存在しています。

それぞれの製品がどれほどの水量や粉塵に耐えられるのか、という目安は「IP(Ingress Protection)」という規格で表されています。

「IP」は0〜8の9段階で、「IP67」などのように、2ケタの数字で表されます。1ケタ目が防塵性能、2ケタ目が防水性能を表しています。「IP67」の場合、防塵性能がレベル6、防水性能がレベル7というわけです。

防水・防塵性能のどちらか片方が搭載されていない場合、ケタは数字の代わりに「X」で表示されます。たとえば防塵性能が無く、防水性能のみレベル4だった場合、「IPX4」と表されます。


e☆イヤホンのYouTubeチャンネルでは、防水性能も詳しく解説。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!


ノイズキャンセリング/外音取り込み


最近では、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothイヤホンも増えてきています。飛行機や電車の中などの騒がしい環境でも、周りの音をシャットアウトして快適に音楽を楽しむことができます。


また、ノイズキャンセリングとは逆に、外音取り込みがついている製品も増えてきています。外を歩いているときなど、「周りの音が聞こえないと不安」という場面でも安心。お使いの環境に合わせて、これらの機能もチェックしてみてください。


▼ワイヤレスイヤホンの最新売上ランキングはこちら

ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレスイヤホン

ノイズキャンセリングについては、動画でも詳しく解説しています。

マルチペアリングについて

マルチペアリングとは1台のBluetooth機器に、複数のBluetooth機器のペアリング設定を登録できる機能です。

例えば、スマートフォンと音楽プレイヤーにBluetoothイヤホンをそれぞれ登録することができますが、マルチペアリングでは同時に接続はできず、どちらかのBluetoothイヤホン接続を切断する必要があります。

マルチポイントについて

マルチポイントとは、複数の端末と"同時に接続"できる機能です。マルチペアリングは"同時接続ができない"ため、名称は似ていますが性能は異なります。

例えば、マルチポイント対応のBluetoothイヤホンを2台のスマートフォンに接続していると、片側では音楽を流しつつ、もうひとつのスマートフォンに着信があれば、ワンタップで応答できます。

会社用と個人用にスマートフォンを使い分けている方や、音楽プレイヤーとスマートフォンの2つで運用している方におすすめです。

Bluetoothイヤホンの選び方とおすすめを紹介

ここからは、Bluetoothイヤホンを選び方をご紹介!ポイントはこちら!

・予算で選ぶ
・好きなジャンルや音で選ぶ
・利用シーンで選ぶ

それぞれ項目別に解説と、おすすめのBluetoothイヤホンを紹介します

予算で選ぶ

Bluetoothイヤホンを選ぶとき、あらかじめ予算を決めておきましょう。Bluetoothイヤホンの価格帯が1,000円台~100,000円以上とピンキリであり、音質や性能が良くなるにつれ価格帯も上がっていきます。本当に自分に必要な機能かを見定め、予算に合わせて選ぶようにしましょう。

ここからは、価格帯別におすすめBluetoothイヤホンをご紹介します!

10,000円~おすすめ

SONY「WF-C510」

SONY「WF-C510」

前モデル WF-C500からさらに低音域から高音域のバランスが向上し、よりどんなジャンルの楽曲にも合う音質を実現しています。また、小型軽量設計に加えて、耳から飛び出す量を抑えることで、イヤホンの重心が頭に近く安定した装着性を実現しています。耳の複雑な凹凸にも干渉しにくい形状になっており、快適にご使用いただけます!

 商品ページはこちら  レビューはこちら

20,000円~おすすめ

SONY LinkBuds S

SONY LinkBuds S

「SONY LinkBuds S」は軽量で装着感の良いノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。本体は片耳4.8gで、「WF-1000XM4」と比較すると小さく薄くなっており装着感はさらに良好になりました。
特徴的なポイントはとても自然な外音取り込み機能で、「WF-1000XM4」と比較しても遜色のないものとなっております。
音に関しては、広めな音場で繊細さを感じる音で、特定の帯域が多すぎる印象は受けず、自然でバランスの良い音です。
SONY独自の技術である「DSEE Extreme」を搭載しており、使用することでCD音源やサブスクの圧縮音源をハイレゾ相当まで音を補完してくれます。
高性能な外音取り込み機能を使ってながら聴きをしたり、ノイズキャンセリング機能を使って、作業に集中したりとあらゆる場面で大活躍間違いなしの商品です。
カラーはブラック、ホワイト、エクリュに加え、2022年10月に発売した新色「アースブルー」の4色からお選びいただけます。

 商品ページはこちら  レビューはこちら

30,000円~おすすめ

好きな音楽ジャンルや、音の好みで選ぶ

イヤホンを選ぶときに特に大事なポイントは、その音が好みかどうか。Bluetoothイヤホンの性能がどんなに良くても、自分の好みの音楽ジャンルに合う音でなければ、音楽を聴いている間もストレスが溜まってしまいます。
購入を検討しているイヤホンがどのような音か?事前にユーザーレビューや、店頭で音質を確認しておきましょう。

ジャズにおすすめ

Victor 「HA-FW1000T」

Victor 「HA-FW1000T」

Victorから待望のアクティブノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンが登場です!HA-FW1000Tは、完全ワイヤレスイヤホンに木の振動板を採用した初のモデルとなります。最大の再生時間もたっぷりで外音取り込み等の持ち合わせているので、多機能・高音質を求めるならこの一品!

 商品ページはこちら

利用シーンで選ぶ

Bluetoothイヤホンを使う場面は、「通勤・通学」、「ジョギング」や「リモートワーク」などさまざま。

用途に合わせて、必要な機能が搭載されているものを選びましょう!

通話におすすめ

その他にも下記ページにておすすめのBluetoothイヤホンを紹介しています。

▼ワイヤレスイヤホンの最新売上ランキングはこちら

ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレスイヤホン

最後に


このように「Bluetoothイヤホン」といっても、商品ごとに様々な特徴があります。


今回ご紹介した商品は、e☆イヤホン各店で試聴可能です!


スペックや機能など、製品の特徴をしっかりと見極めて、ぜひ自分にぴったりの1台を探してみてくださいね!

店舗情報 オンラインストア