ポータブルアンプ「Riccia(リシア)」



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【概要】



e☆イヤホン・ラボ発 左右独立型ポータブルアナログアンプ『Riccia』

e☆イヤホン・ラボが細部までこだわって開発した左右独立型ポータブルアナログアンプです。
モジュール交換による自由なカスタマイズでプレイヤーだけでは味わえない心揺さぶるサウンド体験を提供します。

・左右独立型アンプ
・交換可能なアンプモジュール設計
・3.5mmと4.4mmのシングルエンド出力に対応
・高い対ノイズ性能を実現する金属筐体の採用
・末永く使える安心設計


<注意事項>

【入力に関して注意事項】
本製品はバランス入力には対応しておりません。
一部のスマートフォンでは、「音楽を再生させながらアンプと接続する必要」があります。
マイク端子対応の出力でも「基本的には」ご使用いただけますが、一部、iPhone仕様のDACとの相性が見られる場合がございます。

【出力に関して注意事項】
4.4mmのSE出力は、「2番PINと4番PINに各チャンネルごとのGNDが結線」されています。(→IDV-GND仕様)
4.4mmと3.5mmの同時出力は「原則的にはできません」のでご注意ください。

【電源に関して注意事項】
本製品では、内部抵抗が低く音質的なメリットを考慮し、ニッケル水素電池を採用しています。
充電はUSB-Cポートを使用し、「約~3時間」で完了
推奨電池容量は「2000~2600mAh」(簡易安全装置付き)
電池に合わせた「AD(Adjustment)-Charge機能」を搭載しており、さまざまな電池に対応した充電が可能です。


<モジュールAについて>

モジュールAは、「小音量時においてカットオフしにくく、クロスオーバー歪を低減」する特性を持つ回路を採用しています。
その中でも特に「小音量時の特性」に重点を置いた設計を施しています。
この設計方針は、ポータブル運用時に「小音量での使用が多い」ことを考慮し、小音量時のバランスを適切に抑える必要があるためです。また、小音量時は相対的にノイズの影響が現れやすいため、この影響を低減することで電気的特性と聴感上の快適さを両立させています。
その結果、小音量時でも能率の高いイヤホンやインピーダンスの低いイヤホンを鳴らし易く、 これらの特徴を持つ接続機器との相性が特に優れているという傾向が確認できます。


<モジュールBについて>

モジュールBは、「小音量から中音量時においてバランスの良い特性を発揮する回路」を採用しており、この設計では特に「バランスの良さ」に重点を置いた設計を施しています。
ポータブル運用において「機器を選ばず運用が可能」であるため、バランスの良さを損なわない設計する必要があるためです。
また、ポータブル環境では、さまざまな仕様の機器が使用されるため、これらに順応できる回路設計となっています。
その結果、回路設計の特性により、音量を比較的選ばず、さまざまな仕様のヘッドホンやイヤホンにバランス良く対応できる特徴を持ったバランスの良い回路です。


<モジュールの判別方法>

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<モジュール交換に関して>



本機はセット、別売りのモジュールへ交換する事で色々な接続機器に対し柔軟に対応させることが可能です。
・モジュール基板の交換方法
※モジュールの交換は電源を必ずOFFの状態で行ってください。
本機についているモジュールを引き抜きます。この時に真っ直ぐ上に引き抜く様にしてください。
(モジュール基板のピン曲がりやアンプ基板のソケットの破損に繋がってしまいます。)

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アンプ基板側のピンソケット(L-C、R-C 計6か所)にモジュール基板のピンをキチンと合わせ、ゆっくりと差し込みます。

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モジュール基板のピンがずれた状態で電源を入れるとアンプ基板やモジュール基板の破損の原因になります。交換時はくれぐれもご注意ください。
モジュール基板が正しく取付されたら、電源をONにして動作確認を行ってください。
万が一、正常に音声が出力されない、破損があった場合は販売店もしくは問い合わせ先にご連絡ください。


<付属品内容>

・アンプ本体×1
・アンプモジュール×1(アンプ本体に取付済)
・アンプ用ニッケル水素充電池(AAサイズ/BK-3MCD) ×3
(アンプ本体に取付済)
・ネジ取り外し用六角レンチ×1(1.5H規格のもの)
・予備ネジ×2
・専用ACアダプター×1(DC5V1A)
・専用充電ケーブル×1(AtoCケーブル/長さ50cm)


【取り扱い説明】



<安全にお使いいただくための注意事項>
・本製品を乱暴に扱わないようにしてください。故障や事故等の原因になります。
・本製品を水に濡らさないようにしてください。品質劣化や破損。事故等の原因になります。
・本製品の改造や分解等は行わないでください。事故等の原因になり当社保証が一切受けられなくなります。
※本製品は予告なく仕様等が変更される場合がございます。予めご了承ください。

<異常が起きたら>
煙が出たり、異臭がした場合、内部に水分等が入った場合、すぐに本体の電源スイッチを切ってください。
そのまま使用すると、破損や火災等の原因になります。
また、その際は販売店、もしくは下記ご連絡先までお問い合わせください。

<お問い合わせ>
・電話番号:0570-07-1118
・受付時間:10:00~19:00
・販売元:株式会社タイムマシン
・住所:〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋5-9-19

<禁止事項>
・定品種以外の充電池の使用
アンプ回路の破損や接続機器へのダメージが予想されますので、後述の条件を満たしたニッケル水素充電池以外は絶対に使用しないでください。

・強い衝撃(落下等)
本機ケースの円形や破損、本体回路の破損や接続機器へのダメージ等が予想されますので、強い衝撃を加えないようにしてください。

・水没
本体回路の破損や接続機器へのダメージ及びショートによるダメージが予想されますので、水没後は絶対に使用しないでください。

・改造
本体回路の破損や接続機器へのダメージ及びショートによるダメージが予想される他、感電等の危険もありますので使用をお控えください。

<お使いになる前に>
保管場所の注意:直射日光が当たる場所、暖房器具等の温度が高くなるところに置かないようにしてください。また多湿環境近辺に置かないようにしてください。
一部電子機器(電子レンジ等)の上等に置かないようにしてください。

<お手入れについて>
アンプ本体は薄めた中性洗剤を少し含ませた柔らかい布で優しく拭いてください。化学ぞうきんやベンジン、シンナー等で拭かないでください。表面を傷める原因となります。
※本製品をご使用の際に生じた直接または間接的な損害につきまして、当社では一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。
※故意に破損させた形跡をはじめ、当社保証規定外と判断させて頂きました場合、症状に関係なく交換及び修理をお断りさせて頂きます。

<製品の保証について>
保証期間はご購入日より1年間です。
保証の際、保証書と併せてご購入日のわかるレシート等を必ずお持ちください。

<接続に関して>
・各入出力端子の説明(フロント)

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1:電源スイッチ…上側に倒すとONになります。
2:電源インジケーター…電源がONになると点灯します。
3:音声入力端子…3.5mmステレオプラグに対応。接続機器からの音声を入力します。
4:音量ボリューム(ノブ)…左に回すと音量が小さくなり右に回すと音量が大きくなります。
5:音声出力端子…3.5mmステレオプラグに対応。接続機器へ音声を出力します。(※1)
6:GNAS対応音声出力端子(※2)…4.4mm5極プラグに対応。対応した接続機器へ音声を出力します。(※1)
7:超低頭ビス:電池へのアクセスやアンプモジュールの交換等を行う際に、アクセスするために取外しします。

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・各入出力端子の説明(リア)
1:充電用ポート…USB-Cに対応。充電をする際に推奨アダプターを接続します。(※)
2:充電インジケーター…充電もしくは充電モードに合わせて点灯します。

<基本操作>
・アンプを動作させます
-電源投入から実動作まで
1をONにして、2が点灯することを確認してください。
電源投入時から10秒ほど待ち、4を最適な音量になるまで調整してください。

・使い終わったら
-実動作から停止まで
入力側の再生機器を停止した後に、5または6に接続されている機器を外します。
1をOFFにした後に、4に接続されている機器を外します。

<充電に関して>
【推奨電源について】
一般的なUSB端子対応電源で「5V1000mAhの出力が可能※」な電源を指します。
なお、本機には充電用電源とケーブルが付属していますので、そちらをご使用下さい。
※5Vが出力可能な電源ではない場合、正常に充電が行われません。またCtoCタイプの電源は電圧制御等の関係でご使用になれないケースがあります。

【充電方法】
・本体の電源を必ずOFFにします。電源がONの状態だと正常な充電が出来ません。
(本体回路や充電池の劣化や破損の原因になる可能性があります)
・充電ポートに付属電源を接続してください。充電インジケーターが赤く点灯したら充電がスタートします。
・一定時間経過後、充電ポート下部のランプが「1秒間、点滅を消灯」の状態が続いていたら充電の方が完了しています。

【推奨電池について】
本機で使用できる推奨ニッケル水素充電池になります。尚、本機のニッケル水素充電池は原則的に「継ぎ足し充電を推奨しているニッケル水素充電池のみ」使用する事が可能です。
<推奨ニッケル水素充電池>……当社にて検証済みのもの
 Panasonic社: BK-3MCD (本機付属電池)/ BK-3MCC
 東芝社: TNH-3ME/TNH-3AH
 富士通社: HR-3UTC/HR-3UTCEX(2023年以降製造品に限る)
原則として、これらの電池をご使用下さい。本機推奨品以外のニッケル水素充電池による動作保証は一切いたしませんので、予めご了承下さい。
※異種電池の混載仕様は絶対に行わないでください。
※本機や充電器の故障になる場合があります。

【ニッケル水素充電池の交換目安】
推奨電池を使った上で充電時間が2時間以下の充電で終了してしまう場合は、電池が劣化しているので交換するようにしてください。

【ニッケル水素充電池交換方法について】
1.古い電池を取り外し新しい電池へ交換する場合、フロントパネルビス2か所を付属の六角レンチで外します。(ビスやレンチを無くさないようにしてください)

2.本体からアンプ基板を引き出します。

3.古い電池を電池ボックスから取り外します。

4.取り出したアンプ基板後部、充電ポート脇の基板上スイッチを押しながら USB ポートに充電用ケーブルを接続します。点滅が完了したら、スイッチを離し充電用ケーブルを抜いてください。
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5.黒い電池ボックスに電池を入れていきます。この時、ケースの「+」と「-」の表示を合わせて指定の単 3 型 AA ニッケル水素充電池※を入れるようにしてください。

※本説明内「推奨電池」の品種をご使用ください。
※誤った向きに電池を入れたまま電源を入れるとアンプ回路が破損する可能性がありますので、間違った向きに電池を入れないようにしてください。間違えたまま運用すると、充電池や本機の故障の原因になります。

電池交換直後は充電せず、最初にご使用いただいたのちに充電するようにしてください。
(交換の目安は電池により異なりますが、300回前後もしくは稼働時間が15%程度減少したら交換時期になります)
【充電インジケーターについて】
Ricciaは末永くご使用いただくため、本体と電池を可能な限りいたわる仕様として、各種安全回路が組み込まれています。その判別方法は、リアパネルインジケーターの点灯状態で確認できます。

※充電時間は最大4時間に設定されています。
〔正常動作時〕
● 点灯:点灯し続ける場合、充電中です。
● 1秒毎に点灯と消灯を繰り返す:充電が正常に完了し、電池に問題がない状態です。

〔異常検知動作時〕
● 3回点滅後1秒消灯:
① 電池電圧が過放電状態により規定電圧以下(電池劣化判定)の可能性があります。
 → 新しい推奨電池に交換してください。
② 電池が正常にセットされていない可能性があります。
 → セットされている電池の向きが正常であるかを確認してください。
③ 著しい電圧低下状態(※)が一時的に発生することで異常検知機能が働いている状態です。
 → Riccia本体の充電ではなく、市販のニッケル水素電池充電器を使用し、充電を試してください。

● 4回点滅後1秒消灯:
充電時間オーバー(4時間以上経過)。充電が完了していない状態です。
 → 充電不良。電池が劣化、もしくは推奨電池ではない可能性があります。新しい推奨電池に交換してください。

● 5回点滅後1秒消灯:
高電圧状態(電池異常状態)で充電検知ができない状態です。
 → 充電不良の可能性があります。電池が劣化、もしくは推奨電池ではない可能性があります。新しい推奨電池に交換してください。

● インジケーターが点灯しない:
本体の故障の可能性があります。
 → 充電せず、使用を中止し、購入販売店にお問い合わせください。

※ Ricciaは初期出荷時に推奨ニッケル水素充電池がセットされており、推奨ニッケル水素充電池の仕様上、長期間放置すると著しい電圧低下が発生する場合があります。
(電池残量が少ないほど、短期間で発生しやすい傾向にあります。)

目安として、当初満充電で入れていても、数か月程度で電圧低下が発生するケースが稀にあるようです。この状態の場合、一時的に電圧が低下している可能性が高いため、ニッケル水素専用充電器を使用し、短時間充電(5~10分程度)を行うことで、本来の電池電圧に回復するケースがほとんどです。

数回短時間充電しても改善されない場合、電池の劣化の可能性があります。その際は、新しい推奨充電池に交換してください。

【本機器を長期間使用しない場合】
本体で満充電にした状態で保管してください。一ヶ月に一度、本機で充電することを推奨します。長期間充電しない状態が続くと、著しい電圧低下状態が一時的に発生し、異常検知機能が働いてしまう可能性があります。