音の濁りがスッと無くなります

高音域の伸びを妨げないイヤーピースとして定評のある「スパイラルドット」シリーズ。その上位モデルです。自分自身、スパイラルドット++とHA-FW10000と組み合わせてずっと愛用しています。

イヤーピースの素材として用いられている『SMP iFit』は、特殊なもので、触った質感はまさに「なめらか」ですね。この『SMP iFit』という素材の柔らかさは人の肌に限りなく近いです。資料によると、力を加えてから元の形状に戻るまでの特性は、だいたい人の前腕や手のひらなどと同じになっているようです。このこともあってか、スパイラルドット++は耳に装着したとき負担が少なくて済みます。僕が使っているHA-FW10000はどちらかというとイヤーピースで耳に支えるようなハウジングなので、このイヤーピースを使うと装着感の部分でも非常に快適なので気に入っています。

音質的な特長は、なんといっても閉塞感の無さと高音域の抜けの良さ。イヤホンの高音域がそのままストーン！と飛んできてるのがわかるくらい、音の濁りが少なくなります。フォームタイプのイヤーピースの高音の減衰が苦手な方とか、なんなら個人の責任で「イヤホンのノズルのフィルターまで取っ払っちゃおうかな」なんて考えてるぐらいイヤホンの音をそのまま聴こうとされてるような方にもかなりオススメです。