突然ですが、皆様「Astell & Kern(アステルアンドケルン)」というブランドをご存じでしょうか?
音質とデザインに定評のある人気のオーディオブランドで、音楽プレイヤー(DAP)を語る上で外すことは出来ない人気メーカーの一つです。
今回は、そんなAstell & Kern(アステルアンドケルン)の製品をタイプ別に紹介したいと思います♪
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Astell & Kern(アステルアンドケルン)とは?
従来よりデジタルオーディオプレーヤーを販売していたiriver社が、他社とのプレイヤーとの差別化を図り、 より高音質にこだわったプレミアムなブランドとしてスタートさせたのが「Astell & Kern」になります。
レコーディングやマスタリングなどのプロフェッショナルな現場で聞かれる「スタジオクオリティサウンド」 を忠実に再現するよう開発され、音楽制作の現場に求められるような余計な味付けのないありのままの音は、 一般のオーディオファイルだけでなく、音のプロフェッショナル達にも支持されました。
ハイレゾプレーヤーの先駆けとして登場以来、一貫してその思想は貫かれており、現在まで圧倒的なクオリティを持ったハイエンドプレイヤーから、女性でも手に取りやすいカジュアルなプレーヤーまで幅広い製品が展開されています。
プロダクトライン・ブランド紹介
Main Product Lines
フラッグシップライン
Astell&Kernの技術をすべて投影した究極のプレイヤー
Astell&Kernの持てる技術を全て投入し、“世界最高峰のハイエンドポータブルプレーヤー”をコンセプトとしたプロダクトライン。
プレミアムライン
圧倒的な性能、最先端技術、プレミアムHi-Fiクオリティ
「A&futura」は最先端技術による圧倒的なオーディオパフォーマンスで、オーディオファンに 新たな音楽体験をさせてくれるプレミアム Hi-Fi クオリティが特徴。
スタンダードライン
Astell&Kernの哲学と技術、Hi-Fiオーディオの出発点
「A&norma」はAstell&Kernの技術と哲学を凝縮して、Hi-Fi オーディオの出発点となる製品を提供します。
Other Product Lines
ACTIVO P1
シンプルなデザイン。シンプルなサウンド。
S音のレスポンスが良く、アタック感が必要な楽曲でも十分に再生してくれます。広がりや余韻は強くはないですが余計な味付けをせず、比較的音源そのままを忠実に再生してくれるプレイヤーだと思います。
高域はシャープながら刺さらず、中域は一歩前にあり聴きやすいです。低域は量感よりも質感という感じです。全体的に寒色系に感じ、Astell&KernによるチューニングなのでしっかりとAstell&Kernらしさも感じられます。EQもいじってみましたが、大きく変化するのではなくほんのりと変化する感じです。
本体はアルミニウムとポリカーボネートの組み合わせにより、滑らかな曲線を描いていることで吸い付くような質感で手に収まりやすく、重量は約155gという軽さ。
また、Wi-Fi接続によりサードパーティー製のアプリのインストールが可能です。さらに、Bluetooth5.3なのでBluetoothレシーバーとしても安定した接続性を保ってくれます。バッテリーも20時間と大容量なので外出時でも安心です。
シンプルなデザインで近未来的にもレトロポップにも感じられる、男性でも女性でも使えるプレイヤーです。
A&futura SE300
『A&futura SE300』は、オーディオプレーヤーの核となる部分に3つのAstell&Kern初の技術を詰め込んだ、ブランド史上最も革新的なモデルです。
市販のDACチップを使用しないブランド初となる超精巧なフルディスクリートR-2R DACの採用、それをコントロールして最適化する市販の一般的な半導体チップセットを使用しない初の独自開発FPGAの搭載、そしてTERATON ALPHAテクノロジーと新世代アンプ技術によって生まれた初のClass-AとABのDualアンプを搭載しています。
アナログの音独特の感動を高い次元で再現
【外観について】
A&futura SE300のデザインコンセプトは「Stream(流れ)」とのことで、左右両サイドが異なる流線形になっています。特にボリュームノブがある右側は滔々と流れる水をイメージさせる凹凸の大きいデザインとなっています。左右の違いが一見アンバランスかと思いきや、左右どちらの手で持ってもしっくりくる絶妙な設計だと感じました。
【音質について】
どっしりと実体感のある生々しさと解像度の高さを見事に融合したサウンドに心が揺さぶられます。
一音一音の音圧がしっかりしており、楽曲を点の集合で表現するというより面の集合で迫りくるというような印象です。全体の音像に対し1つの音が占める面積が大きく、それに伴って曲全体のスケールもとても大きく感じられます。ボーカルやベース、バスドラムなど楽曲の芯になる部分は近く、外側の定位はかなり広い空間表現で、聴き手に圧迫感を与えることなく遠くの音もしっかりと感じられます。
アナログライクな音質を追い求めている方にぜひオススメしたい1台! ぜひお試しください。
A&norma SR35 【IRV-AK-SR35】
A&norma SR35は、高音質・コンパクト・長時間再生のポータブルオーディオプレーヤーにおける3つのキーポイントを高次元で両立したモデルです。
A&norma SR35は、Cirrus Logic社製Master HIFI DAC「CS43198」を4基(L/R各2基)搭載したA&normaシリーズで初となるQuad DAC構成を採用しました。そしてDual DACとQuad DACを切り替えることが可能な「Dual/Quad DACスイッチングモード」を搭載。Quad DACモードでは、迫力・空間表現・解像度を飛躍的に向上しつつ、約20時間の長時間連続再生を可能にしました。
2024/8月には限定生産300台の「Purple」も登場しました!
A&norma SR35 Purple (限定カラー) 商品ページはこちら
限定生産300台パープルカラーのリミテッドエディション
Astell&KernスタンダードラインであるA&normaシリーズ「SR35」をベースに、本体カラーを美麗なパープルに変更した、限定生産300台のリミテッドエディションです。
マルチパーパスコンパクトDAP
まず目を引くのはやはり斜めに配置されたディスプレイです。SRシリーズのアイデンティティのこの配置は、右手でホールドした時に視認しやすいように作られています。実際に持ってみると視認性が高いと感じました。
UI/UXについては、フラッグシップラインで採用されたものに一新されています。CDのアルバムアートが表示され、そこから各曲にアクセスできるスタイルです。もちろん今までのリスト表示やタイル表示などにもできるため、使いやすいです。
音についてはクアッドチップのおかげか、パワフルなサウンドです。もちろん押し出しが強くなっただけではなく、従来の中高音域、特にボーカルの艶感などはしっかりと継承されています。
「KANNMAX」に近い音作りですが、もう少し中高音域の伸びがあるように感じます。デュアルチップモードにすると押し出しの強さは控えめになり、丁寧な“AKらしい音”になります。好みや気分によって使い分けができ、様々な楽しみ方が想像できました。
ACRO CA1000T
ACRO CA1000Tは、固定式ヘッドホンアンプの限界を超えて好きな場所に設置でき、内蔵バッテリーからの独立駆動が可能な理想的なHead-Fiオーディオシステムです。
多彩な入出力端子により、外部オーディオ機器やスピーカーとの接続性も高く、ネットワークオーディオ再生や音楽ストリーミングを手軽に楽しめるオールインワンHead-Fiオーディオシステムです。
ESS社の8ch DAC ES9039MPRO採用、PCM 768KHz/32bit、DSD 512、MQA、Roon Ready対応、4段階のゲイン調整、最大15Vrmsの超高出力、デュアルTube(真空管)フルバランス回路搭載、豊富な入出力を搭載するなど、優れた特徴が盛りだくさん、まさにオールインワンなiオーディオシステムです。
三つの音色を持つ、ハイエンド・オールインワンアンプ!
【OP-AMPモード】
音全体のレスポンスが速く、解像度とスピード感に優れている印象です!ひとつひとつの音がハキハキしており、音の輪郭を正確に描写することに長けているように思います。また、音の雰囲気が明るく見渡し良く感じられるので、電子音楽やJ-POPなどの音数が多い楽曲に加え、幅広い楽曲を綺麗に鳴らしてくれます。
【TUBE-AMPモード】
音の柔らかさ、残響音がしっかりと感じられ、落ち着きのあるやさしい音です!角が取れたことにより、スッと届く柔らかく上品な音が全体に響き渡り鼓膜に届きます。
【HYBRID-AMPモード】
両者の要素を併せ持つハイブリッドらしい音です!ボーカルの小さな息づかいをしっかりと拾う繊細さ、それでいながらそこに柔らかさが加わり絶妙な艶感を帯びています。
一台で幅広いハイレゾ音源に対応し、ネットワークオーディオ再生もサポート、最新のDACチップとデュアル真空管により三色の音色を奏でる、この「ACRO CA1000T」は使い勝手と音質の多彩さに秀でた、まさに最高のオールインワンアンプと言えるのではないでしょうか!
製品ラインナップ(アンプ)紹介
AK HC4
『AK HC4』は、USBケーブル着脱式と3.5mmアンバランス/4.4mmバランス(5極GND結線)のデュアル出力を採用したHi-FiポータブルUSB-DACです。
アンバランス2Vrms、バランス3Vrmsの高出力を確保しつつ高いS/Nと低歪、低クロストークを実現。さらに一部のAstell&Kernオーディオプレーヤーにも搭載されているリアルタイムアップサンプリング機能「DAR」(Digital Audio Remaster)を搭載。再生される音源のサンプリングレートをPCMは384kHz/352.8kHz、DSDはDSD256にアップサンプリングします。
実力マシマシUSB-DAC
今までのAstell&KernのポータブルDACと比べると一回りほど大きくなりましたが、持ち運びで困ることはなさそうです。また、3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの両方が接続できる点も嬉しいです。
さらに、UAC2.0/UAC1.0切替機能を搭載しているので、PS5やNintendo Switchに接続してゲームを高音質でプレイできるのも魅力的です。
音質に関しては今までの同社HCシリーズと比べて、低域部分が広くなった印象です。それでいてボーカル帯はAstell&Kernらしいクリアな音質で、全体的には硬質な印象を受けるものの、パワフルで繊細さも感じられるサウンドです。そのため、楽曲のジャンルは選びにくいと感じました。また、DAR(デジタルオーディオリマスター)機能をオンにして聴いてみると、全体的に繊細な音作りになり、より聴きやすくなりました。
AK HB1
『AK HB1』は、Bluetoothレシーバー機能を備えたワイヤレスとワイヤード両対応のDAC内蔵ポータブルアンプです。
ケーブルレスのBluetoothレシーバーDACアンプとして、高音質なポータブルUSB-DACとして、使用環境に合わせてワイヤレスとワイヤードを選択でき、Hi-Fiオーディオストリーミングサービスや動画配信、ゲームに至るあらゆるコンテンツを優れたサウンドとパフォーマンスでお楽しみ頂けます。
気軽に気楽にAstell&Kernを持ち出せ!
まずサイズ感と重量は胸ポケットに入れても煩わしさもなく、入れていることすら忘れるくらいです。ほんとに軽い! これならスマホと一緒に持ち出してもほとんど気になりにくい‼
音質に関しては、中域が半歩ほど前に出て聴こえるためボーカルが聴きやすく、高域は歯擦音は気にならずシンバルなどの金物は生々しく臨場感があります。低域はボトム感があり、グルーピーなベースを出しつつ量感よりも質感を大事にしている印象で、とてもバランスが良いと思います。
解像度がめちゃくちゃ高いというよりかは、まとまりがある音作りに前後感があり立体感が感じやすいと思います。ESSチップながらオールドAKのようなAKMチップを感じたサウンドは、さすがの一言につきますね!
AK PA10
『AK PA10』は、これまで培ってきたアンプ回路設計技術のノウハウを最大限活用したClass-A(A級動作)アナログアンプを初めて導入したモデルです。
A級アンプは、最も優れたリニア出力を持ち、歪みや欠陥のない信号を増幅することで、柔らかくて暖かい、自然な音を提供します。Astell&Kern独自の回路設計技術により、ノイズを除去しながら消費電力を抑え、出力を向上させることが可能となり、いつでもどこでもClass-Aアンプの素晴らしいサウンドを楽しめるよう特別に設計されています。
ポータブルなサイズでありながら、様々なヘッドホンやIEMとシームレスに接続でき、歪みのない超高音質を再生するAK Ultimate Sound SolutionであるTERATON ALPHAテクノロジーを追加し、さらに強化しました。
Astell&Kernシリーズを愛する方納得のサウンド
【音質】
どの音域もまっすぐ鳴る力と厚みを与えられ、特に中音域はPA10によって厚みがしっかりと補強されます。声の唸りや楽器の押し出しが引き立つのでより真摯に音楽を受け止めたいという気分にさせてくれます。ホール感や余韻の脚色が少なく、プレイヤー自体の音を折り曲げずに素直に前へ押し出す手伝いをしてくれるので、キャラが立つプレイヤー・ヘッドホン関係なしに導入できる構成です。
Crossfeedの設定では、スピーカーの位置が徐々にアングルを開いて遠ざかるような効果があり、ヘッドホンによって自然な鳴り方を任意で設定できます。
【ドライブ力】
420Ωを誇るATH-R70X(アンバランス接続)の場合、SP3000の出力2V、PA10はハイゲイン、ボリュームダイアル7時あたりでしっかりと聴きごたえのある大きさになりました。
【使用感】
一面がプレイヤーを傷つけにくいラバーパッド仕様になっているので、別途ゴムパッドを導入せずともきれいに束ねられます。アンプの下部1-2cmはラバーでおおわれていませんが、ややラバー分の高さが出ているのでカツカツあたることはなさそうです。
AK HC3
優れたノイズコントロールと低消費電力化を実現しているESS社SABRE HiFi DAC 「ES9219MQ」をデュアルDAC構成で搭載。PCM最大384KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応し、Astell&Kernならではの超微細なオーディオ技術により、低歪み且つ高S/Nを実現。テーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載し、最適なオーディオ回路を構成することで、性能を落とさず小型化を実現しています。
AK HC3は、あらゆるコンテンツ、様々なシーンで使いやすいよう3.5mmアンバランス出力を採用。そして、新たにユーザーからの要望が多かった3.5mm4極マイク・コントローラー入力に対応しました。
MQA 8X再生に対応したレンダラーを搭載。超高音質なMQA 8XまでのあらゆるMQAソースを再生することができます。
歪みのないハイクオリティサウンド
前作HC2と比べると、さらに音の歪み、ノイズが軽減された印象で、ESS社SABRE HiFi DAC ES9219MQデュアルDAC構成の恩恵か、以前に増してクオリティの高いサウンドを味わうことが出来ます。
バスパワー駆動なので充電要らず、さらに入力は3.5mm4極マイク・コントローラーに対応してるので、ゲームやチャット、リモートワークにも対応してて嬉しい限り。(※付属のLightning変換アダプターは非対応なのでiPhoneユーザーは要注意)
そして何よりコンパクトな本体はフルアルミニウムハウジング採用で20gという驚きの軽さ。お出かけなどでの持ち運びに最適です。
音の全体的な印象としては、やや横に広めのルームサイズで、中低域、特にボトムがしっかりしていて、かつ聴きやすいサウンドです。高域はノイズがなく、シャリつくような音の出し方もないマイルドな鳴り方で、中域はエッジを効かせながらもどこか暖かみがあり、聴いていてホッとしました。低域はさすがの骨太さで、さらに輪郭がくっきりしているので、ベースの動きまでしっかり感じることが出来ます。
太さと柔らかさを併せ持つ製品なので、ジャンルはヒップホップやベースミュージック、サンプリングミュージック、ジャズなんかにも良い仕事をしてくれそうです。
製品ラインナップ(イヤホン)紹介
AK ZERO2
AK ZERO2は、4種の異なるドライバーで構成した先進の「Quad-brid」設計と超精密クロスオーバーネットワークを採用し、限りなく音源ソースに忠実なフラットサウンドをユーザーに届けます。
4種の異なるドライバーを超精密なクロスオーバーネットワークで調和させ、3Dプリントによるアコースティックチャンバーで最適に配置、さらにCNCアルミハウジングで共振を抑制することで極めて優れた音域バランスと超低歪を実現しています。生音のジャズや壮大な大編成クラシックまで、様々な音源を繊細かつピュアなサウンドで楽しめます。
解像感で ”魅せる” 美音イヤホン
イヤホン本体は4種6基のドライバーを積んでいることも影響してか、やや大きめな印象です。金属の筐体で重厚感がありますが、見た目ほどの重さは感じませんでした。個人的には、やや小さめなイヤーピースで耳の奥に押し込む形でしっかり装着することをオススメします。
【低音域】
量感は他の帯域よりもやや少ないものの、不足している感覚はありませんでした。タイトでかっちりとした低音で、音楽全体を引き締めてくれます。
【ボーカル】
ボーカルはやや近めから聴こえるものの、自分自身とボーカルとの間に少しだけ距離を感じました。レビューではアンバランス接続で試聴を行いましたが、2人以上が同時に歌っている部分であってもしっかりと聞き分けができました。
【高音域】
高音域に関しては、とてもよく鳴っています。かなり細かな音まで鮮明に聴かせてくれます。一方で刺さりは感じず、とても好印象でした。
高音域がキレイなイヤホンのレビューは毎回YOASOBIの「Blue(群青)」を試聴すると個人的に決めております。今回もBlueを聴きましたが、楽曲中に度々聴こえてくる水音の美しさに感動しました。
美しい音で音楽を楽しむだけでなく、分析的な聴き方もできるAK ZERO2。是非お試しください!
過去製品(販売終了品)
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