普段から様々なオーディオ機器に触れているe☆イヤホンスタッフ。
DAP(デジタル音楽プレイヤー)やカスタムIEMなどの高級な製品も購入しているスタッフたちですが、一体どんな基準でオーディオ機器をチェックしているのか?
今回はAndroidを搭載したDAPに焦点を当てて、専門店スタッフに聞いてみました!
プレイヤーを選ぶ時の基準や、昨今のおすすめプレイヤーについて語ってもらいます!
(※この記事は過去の特集記事です。)
【イヤホン・ヘッドホン専門店】e☆イヤホン
e☆イヤホンは、日本初&日本最大級のイヤホン・ヘッドホン専門店です。全国に4店舗(秋葉原店、大阪日本橋本店、名古屋大須店、仙台駅前店)とWeb通販を展開しています。ポータブルオーディオ取り扱いアイテム数は25,000を超えます。お気に入りの1台がきっと見つかるはず!
スタッフ紹介
今回、集まってもらったスタッフは次の3人です。
ケイティ
e☆イヤホンのマネージャーのケイティです。以前は店頭でDAP担当やケーブル担当をしていました。最近カスタムIEMのAXHが届いてうきうきです。
のの
元・大阪日本橋本店スタッフ。現在は秋葉原で裏方業務をしてます。ゲーム音楽大好き。 アコースティック系のインストをよく聴きます。 インストを聴くので楽器音の再現性はイヤホン評価で大切にしてます。
ベスト
秋葉原店のDAP担当のベストです! 最近は、CDリッピングに現在ハマっています! CDはまだまだ現役だ!
オーディオを選ぶ基準
様々なプレイヤーが出ている中で、専門店スタッフとしては、どういった基準でプレイヤーを選んでいるのでしょうか?
最近はハイレゾ音源がたくさん配信されているので、それに見合ったスペックというか、「ちゃんと再生できるものかどうか」というところが第一条件です。
その次は、今のニーズだとストリーミング再生に対応しているかというのが大きいところです。
そして、バランス接続端子が搭載されているかどうかも重要になってくると思います。
ソニー 「NW-A100」:原音に忠実な音で、もたつき感のないAndroid搭載ウォークマン
プレイヤーも人気機種が多数発売されて、久しぶりにプレイヤー業界がアツくなっているんじゃないかな⁉という状況だと思います。そのような中で、実際に皆さんがおすすめだという商品はありますか?
最近発売されたものだとソニーのNW-A100シリーズですかね。
NW-A50シリーズの時も「だいぶ音が良くなったなぁ」と思ったけど、そこより更に上を行ってきたから。個人的にめちゃくちゃほしい……。
(笑)
昔のソニーの音が苦手っていう方、たまにいらっしゃるんですけど。NW-ZX300シリーズが出たあたりで、ソニーのドンシャリした感じから丁寧で綺麗な感じになってきていて、聴きやすい傾向になってきているかなと思います。
今までのソニーの音があまり好きではなかったという人も、ぜひ一度聴いてみてほしいです。
方向としては原音に忠実になってきていますね。
この価格帯で他のDAPと聴き比べた時に、音源のミックスの仕方とか、音源の質に出てくる音質が左右されるような……なんだろう……。
原音に忠実でもあるけど、もっと言うと、音源に忠実な出力の仕方をするかなっていう印象です。
特に前モデルのNW-A50シリーズと比べると、低域の質に関しては明らかに向上したと感じます。
付属イヤホンも改良されている⁉
NW-A100シリーズはイヤホンが付属しているモデルがあって、歴代のAシリーズにはずっと付属しているんですけど、そのイヤホンが特殊で、A100と組み合わせることでノイズキャンセリングが使えるんですよ。
今まで付属だったイヤホンは筐体が大きかったり、あんまり耳に合わないってお声もいただいていたんですけど、今回付属しているイヤホンがめちゃめちゃ小さくなってるんですよ。装着感もいいし。
付属のイヤホンってあんまりいい印象がないと思うんですけど、音質もすごく良くなっているので。イヤホンもプレイヤーも持ってないけど買ってみようかな……って方は、イヤホン付きのウォークマンを買っていただけると、それだけでもかなりご満足いただけるクオリティになっています。そこも要チェックです。
ノイズキャンセリングはNW-A100シリーズとの組み合わせ限定の機能なので、他のプレイヤーに接続してもノイズキャンセリング機能は使えません。そこだけはご注意ください。
今や有線のノイズキャンセリングイヤホンは貴重ですから。
このイヤホンはNW-A100シリーズ専用なのでプレイヤーから直接給電ができるんですけど、本来ノイズキャンセリングイヤホンって充電が必要ですから。そうなると「もうワイヤレスでいいじゃん」って。そもそもの流行もあって、メーカーさんはワイヤレスに流れていく流れがあったんですよね。
見た目がカセットテープに変化
NW-A100シリーズの特徴として、音楽再生している時にちょっと時間が経つと画面が変化して、まるでカセットプレイヤーで聴いているかのような演出が表示されるようになっています。しかもこれ、MP3だったりCD音源(44.1kHz/16bit)だったりとかハイレゾ音源とかで、カセットテープの種類が変わるようになっているんですよ。
へぇ!!そうなんだ!
ソニーが過去に発売していた安価なカセットテープから、一番高価なメタルテープなどの画像が表示されて、それで今何を流しているかわかるんです。
カセットテープの種類を見れば、ハイレゾ音源だとか、MP3音源を流しているとか、視覚的に分かりやすくなっているんですけど…
判別用というよりは、楽しむのが一番の目的だと思います(笑)。
ファン向けのね(笑)
なんといっても今年(2019年)はウォークマン40周年ですから。
TPS-L2(初代ウォークマン)デザインのNW-A100も発売されましたね。
初代ウォークマンの見た目のケースが付属するモデルですね。うわ~、初代ウォークマン欲しい~。
そっち?!
Android搭載でも安定した動作
NW-A100シリーズは久しぶりのAndroid搭載ウォークマンということで、ストリーミングサービスのアプリなども使用できますが、そのあたりの安定性はどうですか?
YouTubeとかも観たりしたんですけど、動画再生も普通にサクサクに動くし、さすがソニーだなって感じですね。
もたつく感は一切ないです。普通にスマートフォンと同じような速度感で使えるってところが、ほんとにウォークマンか?って思うくらいの印象でした(笑)。Xperiaか?って思っちゃうぐらいに(笑)。
NW-A30が出た頃は、初期のファームウェアだとすこしカクカクしていましたが、そういった感じは全然無いですね。
ソニーさんは、毎回新しいことに挑戦することが多くて、今回もすごく大きな挑戦だと思うんですけど。今までやってきたことの経験が活きているがゆえに、今回は最初のバージョンでも不満点みたいなもの殆ど出てこない……。
始めから完成された状態で提供されている感じがあると思います。
Hiby Music「R5」:濃厚な音に浸れる小型多機能Android搭載DAP
次はR5ですね。以前の機種のR6をベースに、新たなDACチップとか、バランス接続機能も搭載しているんだっけ?
4.4mm端子を搭載していますね。R5をバランス接続が使えるDAPのおすすめとしてよく挙げているんですが、その要因のひとつは、4.4mmジャックに日本ディックス「Pentaconn」を使っているんですよね。
PentaconnはJEITAの規格に則って、厳密に寸法も決められて製造されています。接続の確実性はもちろん、音質的な面でも、すごく信頼度の高いジャックを採用しているっていうところが、おすすめできるポイントです。
4.4mm端子は、そもそも耐久性が高いしね。
これから初めてバランス接続を試すという人には、2.5mmより4.4mmの方がやっぱりおすすめかも。
ちょっと前まで、4.4mm端子を搭載したDAPってもっともっと高かったんですけど、今だとこのくらいの値段でも4.4mm搭載のDAPが購入できるわけですから。敷居が下がってるっていうのも嬉しいですね。
これから先のことはわかりませんけど、4.4mmっていうのが、
個人的にはポータブルオーディオのバランス接続の今後のスタンダードになってくるのかなと思います。
本当にここ2年くらいで増えましたねえ。
そりゃそうだって感じもしますね。4.4mmはソニーの元々の独自規格?
「バランス接続用端子が乱立しすぎだから、4.4mm端子に統一しましょう」と提言したのがJEITAで、それを一番最初に採用したのがソニーなんです。
かつて3.5mmステレオミニプラグを開発したのがソニーなので、4.4mmを最初に採用したソニーがしっかり認知度を広めたっていうのも、ポータブルオーディオでは必然な話なのかなと思います。
ライブハウスのような音の濃さ
Android OS搭載、重さとか構成をブラッシュアップした、ミドルクラスの万能機みたいな印象があるんですけど、音はどうですか?
結構詰まった感じで、ギュッと凝縮されたような。空間が広いという感じではないんだけど、音の密度が高くて、濃くて無機質。でも、すごい楽しい感じの音ですね。
ライブハウスみたいな感じ?(笑)
解像度がめちゃくちゃ高いので、そこは音質が上がったなって、しっかり分かりやすいところだと思っていて。R5は最初のDAPを購入する方におすすめしやすい。
そうですね。さっきウォークマンは音源に忠実だという話をしたんですけど、
R5はどっちかというと、解像度は高いけど、音源の質に左右されて良い悪いを表現しちゃうような感じの出方ではなくて、オーディオ的に音楽を楽しませてくれるような音だなって思います。
個人的にR5の好きなところは、USB DAC機能とBluetoothレシーバー機能が搭載されているところですね。
R5って、「Bluetoothレシーバー機能を搭載しています」っていうことをそんなにプッシュしてないんですけど、実際は搭載してあって。僕もiPhoneで使ったんですけど、AACで接続できて、音も結構よかったので、これは推しかなと思います。
注意点があるとすれば、音の遅延が結構あるので動画を観るのには適していないことですかね。あくまでも音楽を聴くのに使っていただけたらというところです。
処理的な部分がどうしてもありますからね……。それにしても、R5はいい機種ですよ。Hiby Linkも使えるので、スマートフォンから遠隔操作もできます。
サイズが小さいので、ポケットからすぐ出せるサイズ感ではあるんですけど、それでも……例えば電車の中でスマホを見ている時に曲を変えたいとか、音量上げたいとかっていう、音楽を聴く際の日常的な細かいニーズにもすぐに対応できるっていうところでは便利なので、万能で万人向けってところですね。
全部乗せ感があるね。
ウォークマンが元々USBDAC機能とBluetoothレシーバーを持っていたところを削除してしまったっていうのが、単体での活用に特化するという変化があったと思うんですけど、R5はスマートフォンと組み合わせてHiby Linkで操作したり、USB-DAC機能であったり、他のデバイスからBluetoothで音楽を飛ばしたり、他のデバイスと合わせて使うっていうこともできる、懐が広いDAPかなと思います。
そうですね。みんな違ってみんないいみたいなところがありますね。
iBasso Audio「DX160」:高出力、軽量、高品質ディスプレイのAndroid搭載DAP
最後に、iBassoのDX160ですね。今人気ですよね~。
あ~。
圧倒的に出力が高いので、初めてDAPを購入する方だけではなく、オーディオ好きな人にもめちゃくちゃウケてる感じのDAPですね。
e☆イヤホンでも結構売れてますからね。
とにかく安い!
画面もめちゃくちゃキレイだし、本体も軽いし、4.4mmのバランス接続もできるし。
もう、本当に言うことがないんですよ。
ぱっと見、金属で重厚感あるのに、全然重くないんですよね。
画面もフルHDで表示ができて綺麗なんですけど、もし動作が重くなったときは、解像度を落としてもらったらサクサクになるかなと思います。
Androidベースだと、細かい設定ができるのも良いですね。
音楽を聴くためにめちゃめちゃアートワークを細かく見たい……というお客様が全てではないと思うので、そこはお好みで調整していただけたらと思います。
※2020年1月現在、現仕様製品は生産終了。
>> iBasso Audio DX160の製造についてのご案内
ソニー「NW-ZX507」:上位機種の技術を取り入れ、物足りなさを一切感じさせない最強のAndroid搭載ウォークマン(生産終了)
最後に……4機種目になってしまうんですけど(笑)。
最近ストリーミングDAPとして人気の、ソニー上位機種 NW-ZX507の印象を聞かせてください。
僕大好きですよ。NW-ZX507。
(笑)
NW-ZX300シリーズで感じていた、ちょっとした音の薄さ?みたいなものを、完璧に整えてきたというか。
低域の厚みがちゃんとあって、本当になんというんでしょうね……物足りなさを一切感じさせない感じが個人的にはめちゃくちゃ好みで。
昔はNW-WM1Aを使ってたけど、こっちの方が今聴いていると楽しいかもしれないし、もしかするとこっちのほうが音が良いかもしれない…って思ってしまうほどです。
特に3.5mmのシングルエンド接続の音とか。
うんうん。
今回は回路が改善されていますからね。半田にこだわってたりとか、コンデンサーを変えたりとか、パワーも上がっていたりとか。シングルエンド出力は特に強化されていて。シングルエンド勢としてはめちゃくちゃ嬉しい。
僕も基本シングルエンドで使うことが多いんですけど、前作のNW-ZX300シリーズでは、バランス接続で再生したら、音がもう全然違う。それはいい意味でもあるんですけど、シングルエンドでの運用も視野に入れる前提だと、他の価格帯のDAPも十分視野に入るような感じではあったので……。
今回、シングルエンド出力も十分にバランス出力と遜色ない完成度に仕上げてきたのは、かなり進化したポイントかなと思います。
機能的な部分としては、NW-A100シリーズとほとんど一緒ですね。
使い方自体はほとんど変わらない。
違いは音と形だけで、あとはバランス接続ができるかどうかぐらい。
バランス接続があるっていうのも、結局音にかかわる部分なので、そこに尽きるかなと思います。
やっぱりこの2機種で悩むとなったら音と価格を見てもらうのが良いですね。
さすがにNW-ZX507の価格になると、「ちょっとこれは厳しい……」と感じられるお客様もいらっしゃると思うので。
NW-A100シリーズで4万出すとなると、もう、かなり「ハマりかけ」だと思うんですよね。そうなると、NW-ZX507の価格も割と視野に入るのかなと思うんですよ。いけなくはないと思うんですけど…
一回、間に挟む人は多いと思います。
将来、自分はこの沼にずぶずぶに入るなって分かっている人は、最初からNW-ZX507を購入する方もいらっしゃいますけどね(笑)
あとは、バランス接続に興味があるかないか、ですよね。
DAPとして今までの機種以上に高音質で楽しめるのはもちろん、Android搭載でストリーミングにも対応。よりストリーミングをいい音で聴くことが出来る。そんなプレイヤーかなと思います。
ストリーミング対応のDAPは人気?
今紹介した機種は全てAndroidが搭載されているので、各種ストリーミングサービスにも対応していると思うのですが、やっぱりストリーミング対応のプレイヤーの方が人気がありますか?
そうですね。人気の火付け役的な立ち位置にいるのが、Amazon MusicがCDクオリティの音源からハイレゾ音源まで対応したところから来てると思うんですけど、そこから「Amazon Music HD使えるプレイヤーありますか?」っていう質問は多いですね。
スマートフォンで普段から音楽を聴いていて、不満はなかったんだけれども、音質をさらに良くしたいと考えたときに、スマートフォンと同じような使い方ができるDAPをお探しの方も多いですね。
Androidが搭載されたDAPでそのままストリーミングサービスが使えることで、今までの使い方と同じ、そのまんまの感じで移行できるってところが重宝されていますね。
それでいうと、僕がウォークマンを評価しているところは、「DSEE HX」っていうアップスケーリング技術が純正の音楽再生アプリ以外にも対応しているところですね。ストリーミングサービスや、YouTubeなどを観るときにも、しっかりと音質をアップサンプリングしてくれるっていうのは嬉しいポイントですよね。
ウォークマンって、AシリーズとZXシリーズで別々に進化しているんじゃなくて、お互いの良い点をドンドン取り合いながら進化しているので、ZXシリーズもメチャメチャ良くなってるし、Aシリーズも上位機種の技術をたくさん受け継いで、すごくクオリティの高い機種になっていますよね。
「下位のプレイヤーが上位のプレイヤーにどこまで近づけるか」みたいな感じでやっているのが、本当に面白くて。
新しければ新しいほどめっちゃいい。金額関係なく!っていうのがウォークマンのいいところ。まあ、金額でいうと、DMP-Z1っていう90万円のプレイヤーがあるんですけど……(笑)
(笑)
あれはウォークマンでもないし、ポータブルでもない!(笑)
あれ(DMP-Z1)に使われているコンデンサーがZX507の方にも落とし込まれているということを考えると、めちゃめちゃすごいことですよね。
決して僕ら専門店スタッフも、「ソニーだから」って理由で推しているんじゃなくて。製品を見て、これはしっかりいいものだと考えて、推しているわけです。
この3機種とも、再生時間は10時間以上ですが、一番強いのはやっぱりウォークマンで、Aシリーズが一番長い約26時間。R5で約18時間。DX160は約13時間です。
1日2時間とかしか聴かない人なら、充電するのは1週間に1回でも問題ないくらいですね。
しかも、今回紹介した機種は、どれもType-C端子を採用しています。AndroidスマートフォンでType-Cで充電している方だったら、そのままケーブルが流用できていいんじゃないかなと思います。
そこがやっぱり大きいですよね。例えば、遠出するときに持ち運ぶケーブルの数が少ないのは楽ですよね。
一本でいいからね。
モバイルバッテリーと一緒に何本もケーブル入れるってのも、なかなかしんどいものだから。
3機種の中でおすすめのDAPは?
今回は「プレイヤーを選ぶ基準」という目線で商品を選んでもらいましたけども、この3機種の中で推すとしたらどれ?
自分はR5です。
僕が推すのはDX160です。
自分は、3機種以外になっちゃうんですけど、NW-ZX507を押したいですね。
僕は元々ベースを演奏していたのもあって、ロックをよく聴くんですけど、やっぱりロックを聴くとなると音に厚みが欲しいし、どっちかっていうと開放的な音よりもギュッと詰まった感じが好きなので、この3機種の中ではR5が一番ロックに合う。
あと、USB DAC機能とBluetoothレシーバー機能は、個人的によく使うなので、ここは外せないかなってところですね。あと、NW-A100シリーズとそこまで変わらない金額で4.4mm端子が搭載しているのも嬉しいところです。
ちゃんと聴き比べると、DX160って「DX160にしか出せない音」なんですよね。
iBasso Audioならではの、ややギラっとした、音の濃淡がとてもはっきりした質感はDX160にも踏襲されています。加えて、iBasso製品の中で比較すると特にボーカルの帯域に焦点を当ててチューニングしているのかなという印象を受けました。ですから、気に入ってしまえば価格に関係なく長く使っていける製品ではないかなと思いました。
また、この価格で4.4mmバランス出力端子が搭載されているっていうのはやっぱり推しどころです。
僕自身はストリーミングで音楽を聴くっていうことがあまりないんですが、ストリーミングで音楽を聴けるという特徴を除いたとしてもDX160は欲しいなぁと思います。
僕は、根っからのオーディオ小僧というか(笑)
実際、僕はストリーミングとかは使わないんですよ。まず使ったことがない。
良い音源を探して、そのCDをたくさん中古で買って、その中で当たりがある……外れが多いときとかもあるんですけど(笑)。
良い音源を自分で選んでからプレイヤーに入れて再生するっていうのを、ずっとやってきたので。
今の時代で考えると古いタイプの人なのかなと思うんですが、ただ、良い音源を良い音で確実に再生してくれる、耳にちゃんと届けてくれるっていう質の部分は、やっぱり個人的にはNW-ZX507なのかなと思います。
価格で「ものすごく高い」って感じる方もいると思うんですけど、今まで90万のプレイヤーに使われていた技術だったりとか、今まで30万円超えるようなNW-WM1Zで使われていたような技術が、8万円9万円まで落とし込まれているってことを考えたら……もうそれでいいじゃないですか。っていう(笑)
(笑)
聴いたら聴いたで、ほんとに上位機種に肉薄できるくらい音質が上がっているので、そこを考えたりすると、やっぱり安心感っていうところですかね。
ウォークマンを選ぶ理由は、お客様の中でも安心感があると思うんです。日本メーカーっていうのもあると思うんですけど。
その中でやっぱりソニーさんがやりたい音を出しているし、自分としても、求めている音を出してくれてるってことを考えると、
個人的にはNW-ZX507はイチオシではあります。
イヤホンと比べて、音以外の要素は多いとはいえ、結局音を聴く為の道具なので。
さらにe☆イヤホンだったら、コーナー別に分かれて、たくさん試聴機がありますので。
高いと40万円くらいするモデルもありますけど、聴くだけはタダなので!(笑)
今回紹介した3機種も、microSDを持ってきたら、好きな曲で試聴できますし。
あ、それでいうと、ウォークマンだけちょっと注意点があります。
ウォークマンを聴かれる際は、必ず一番最初のフォルダ(ルートフォルダ)のところに「MUSIC」っていうフォルダを作っていただいて、そこに曲を入れていただかないと、本体が曲を認識しないっていう特殊な認識方法を採用しているのでご注意ください。
なお、microSDカードのフォーマットは『eXFAT』でお願いします。
ちなみに、microSDカードをお持ちじゃなくて、本体内に試聴用の音源もご用意しております。お気軽にご相談くださいね!
自分に合ったプレイヤー。探しませんか?
プレイヤーコーナーでは、たくさんのDAPがご試聴できます。ぜひぜひ足を運んでいただいて、microSDカードやイヤホンを存分に挿していただけたらと思います(笑)。
最新機種もありますし、他のお店でこれだけの品数を自由に手に取って聴けるっていうことはなかなか無いと思うので、そこがe☆イヤホンのいいところでもあります。
ぜひ当店をご利用いただいて、ご試聴いただければ、本当に自分に合ったプレイヤーを見つけられるかと思います。
僕たちもお手伝いしますので、ぜひお立ち寄りください。
プレイヤー関係なく、オーディオの細かい質問もお答えしますから。
リッピングに使っているソフトウェアはなんだ?とか(笑)
僕、指が短いんですけど、個人の手の大きさによって、「このプレイヤーは自分には大きいな」とか「許容範囲だな」とか、人によって違ったりもします。触っていただくだけでも色々なことに気がつくと思うので、ぜひ触れていただけたらなと思います。
今回は、昨今のおすすめのAndroid搭載DAPについて語ってもらいました。
e☆イヤホンのスタッフは、みんなオーディオが大好きなんですよね。そんなスタッフたちの評価を踏まえて探してみると、自分の好みに合ったプレイヤーが見つかるかもしれません。
「こんな企画を読んでみたい!」という希望がありましたら、ぜひ教えてくださいね!